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地域を結ぶ、新しい経営の在り方…キーワードは「移動」! 社長自ら実践する経営者ワーケーションとは⁉【ローカル×ワーケーション⑰】

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【ソトコト×日本ワーケーション協会連載】ソトコトと日本ワーケーション協会がコラボして、各分野、各地域で活躍するワーケーション推進者をゲストに迎えて、毎回対談。ワーケーションにおける現在地や未来の展望を語ります。
第6回目は、経営者に視点を当て、生活も仕事も経営にもワーケーションを取り入れている経営者3人がご登場。題して「経営者ワーケーション」。東京と新潟で二拠点中の渋谷雄大さん、横浜と宮城で二拠点中の福田和博さん、茨城県内で多拠点中の榎本拓也さんに、前編、中編、後編に渡って、なぜ「移動」するような経営をしているのか、経営視点でのワーケーションについてお聞きしました。(前編)

経営者3人の共通点はオーストラリア! パソコン1台あれば、どこでも会社経営できる!

ソトコト 今回は、東京、宮城、新潟、茨城などいろいろな地域で活動している経営者に集まっていただきました! 皆さん、日本ワーケーション協会のメンバーで、メチャクチャ移動されているとお聞きしています! ワーケーションするようになったのは経営者になってからですか?

福田 私は起業する前から、世界各地を移動しながら働いていました。会社員として働いていた頃は、海外出張がとにかく多くて…当時スキューバダイビングにハマっていたので、出張ついでに延泊して世界の海に潜っていました。最初に潜ったグレートバリアリーフも、オーストラリアの出張時に立ち寄った場所。いわゆる、ビジネスとレジャーを組み合わせた「ブリージャー」のハシリでした。

ソトコト ブリージャーの言葉は、最近よく耳にします! 出張先で休暇を取ることですよね!

渋谷 今、福田さんからオーストラリアの話が出ましたが、私が働き方を見直したのも、オーストラリアで働いていた経験が原点となっています。当時現地でスポーツチームの鍼灸師として働いていて、優勝に向けてチームのために貢献できることにやりがいを感じていました。ただ一方で、当時の働き方は時間や場所の拘束が大きく、将来を見据えたときに「この働き方が自分にとって本当に合っているのか」…改めて考えるようになりました。仕事を最優先にする生き方ではなく、生きる価値を見出せるような働き方とは!? 自分の人生全体の設計を考え、人生を大切に生活していきたいと。日本に帰国後は、時間や場所に捉われることなく働ける環境を模索して、IT業界へ転職しました。

ソトコト 鍼灸師からIT業界への転職とは面白い経歴ですね!

榎本 実は私もオーストラリアが、ワーケーションの原点です。当時オーストラリアでツアーガイドをしていまして、日本のおよそ20倍ある広大な土地を移動しながら仕事をしていました。それが当たり前の日常でした。その後、日本で起業したのですが、起業して数年経った頃、2019年に経営における「無駄なもの」を全て削ぎ落としてみようと思い立ちました。オフィスや複合機などの固定費に対して「これ、本当にいる?」と細かいリース契約まで見直した結果、「パソコン1台あれば仕事ができる」と! そこから、パソコン1台でどこでも仕事をするスタイル、つまりワーケーションを実践するようになり、コロナ禍を機にほぼワーケーション状態になりました。

右端でドローンを片手に持っているのが、榎本さん。
日本各地域をワーケーションしながら、
デジタルノマドと交流。

今の会社経営に必要なのは二拠点、多拠点!? それぞれ十人十色なワーケーション!

ソトコト 3人のワーケーションの原点が、オーストラリアとだったのは、興味深いです。ところで、皆さん現在、経営者視点で、どのようなワーケーション活動をしているのですか?

福田 私は横浜に会社を構えつつ、大学時代を過ごした宮城にも拠点を構えていて、宮城と横浜を行き来しながら会社経営しています。主な仕事はスタートアップ支援や女性起業家支援事業などです。個人としてはエンジェル投資家としての顔も持ち、地方に眠る技術や人材を発掘するのが、目下のミッションです。

投資家としての顔も持つ福田さん。
ご自身が主催した北海道のピッチイベントで
司会進行も務めたりするマルチぶり。

渋谷 私は東京と新潟を拠点に、MOVEDという会社を経営しながら、IT企業のサイボウズの仕事もしています。サイボウズの仕事でも全国を飛び回っているので、二拠点というよりも多拠点に近いかもしれませんね。こうした働き方ができるのは、創業時からフルリモートの組織体制にしているから。現在30名ほどのメンバーがいますが、業務上で困ることはありません。プライベートでは、5人の子どもを育てる父でもあります。

ソトコト サイボウズはフルリモート勤務導入が早く、地域でワーケーションを推進する有名社員も多いですよね! それにしても5人のお子さんを育てながら、会社も経営し、ワーケーションも推進している渋谷さんに頭が下がります!

渋谷 子どもたちにも日本のいろんな地域に行って地域の魅力を体感させたいので、私のワーケーションに一緒に連れていくことも多いです。今回は長男、翌月は次女と順番に! 子どもたちも旅や移動が好きなので、喜んでついて来ます(笑)。

二拠点先の新潟県糸魚川市にコワーキングスペース
「糸魚川ビジネス共創拠点Catalo(カタロ)」を立ち上げた渋谷さん。
奥でマイクを手にしているのが、ご本人。
このオープニングイベントでは
全国から参加者がたくさん集まりました。

ソトコト 榎本さんの会社経営についてお聞かせください。茨城を拠点にワーケーションされていますよね!

榎本 はい、拠点は茨城です。今までは阿字ヶ浦でワーケーションや研修型合宿、デジタルノマドの人たちを受け入れてきました。さらに事業拡大し、デジタル教育を受けられる場や日本文化を伝承できる場を展開するべく、東海村、常陸大宮、ひたちなかなど茨城での拠点を現在は増やしています。いわゆる茨城県内での多拠点展開です。ドローン操縦の資格取得のためのスクールや通信高校のサポート校、乗馬クラブ、ピザ釜カフェ、ドッグランなど、地域資源を活用した場づくりなど事業内容も多面展開して、人が集まる仕掛けをたくさん作っていいます。

ソトコト 皆さん、とてもエネルギッシュに経営されていますね。経営戦略としての二拠点、多拠点、ワーケーションについて、さらに深掘りして聞いていきます!(中編へ続く)

中編
経営者3人が地域ワーケーションについて大いに語る! 地域で見つける新事業はブルーオーシャンだ!【ローカル×ワーケーション⑱】

【榎本拓也プロフィール】
(株)RTプランニング代表取締役。企業に対して、地域でホストとしてきちんと受け入れられるようなワークプレイス、通信環境整備し、ワーケーションプログラムを開発。茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町のワーケーションプログラム「Ajikation」の実行委員会マネージャー、一般社団法人いばらきWORK TRIP 促進協会理事長。

【渋谷雄大プロフィール】
(株)MOVED代表取締役。鍼灸師を経て、ICTコミュニケーションズに入社。IT研修講師、コンテンツ開発、書籍執筆などを経験。2014年よりサイボウズのエバンジェリストとして年間150回以上の講演を担当。2018年にMOVEDを創業。30名以上のメンバー全員がフルリモートで勤務している。

【福田和博 プロフィール】
(株)ハンズオン代表取締役。東北大学大学院修了。東芝でICT分野の研究開発に従事後、ソニーで商品企画や事業戦略を担当。趣味のスキューバダイビングで沖縄や海外でのワーケーションを実践する中で、起業家、個人投資家としての自由な働き方と健康的な暮らし方との調和を目指して横浜で起業。

【一般社団法人日本ワーケーション協会 プロフィール】
ワーケーションを通した「多様性が許容される社会実現」を目指し2020年7月に発足。300を超える会員(自治体・企業・個人)とともに、様々な取り組みを行っている。

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