MENU

Contents

日本のローカルを楽しむ、つなげる、守る。

Follow US

経営者3人が地域ワーケーションについて大いに語る! 地域で見つける新事業はブルーオーシャンだ!【ローカル×ワーケーション⑱】

  • URLをコピーしました!

【ソトコト×日本ワーケーション協会連載】ソトコトと日本ワーケーション協会がコラボして、各分野、各地域で活躍するワーケーション推進者をゲストに迎えて、毎回対談。ワーケーションにおける現在地や未来の展望を語ります。
第6回目(中編)は、前回の第6回目(前編)に続いて、「経営者ワーケーション」3人にインタビュー。東京と新潟で二拠点中の渋谷雄大さん、横浜と宮城で二拠点中の福田和博さん、茨城県内で多拠点中の榎本拓也さん、それぞれ地域で事業に関わることの醍醐味についてお聞きしました。(中編)

経営者にとって、ワーケーションは、たまらなく楽しい「宝探し」のようなもの!

ソトコト 茨城県内の各地域をプチ多拠点事業を展開されている榎本社長ですが、日本全国を飛び回っているのが、新しいビジネスの糧になっているとか…

榎本 ここ1年は、茨城県にどっぷりになっていますが、事業を広げる前は、頻繁に全国各地を回ってワーケーションしていました。なぜなら、私にとってワーケーションは、新しい事業を興すための「事例集め」だから。他地域に赴くことで、「これはまだ茨城にないから、取り入れてみたい」という事例に出会えるんです。同時に、各地域でビジネスパートナーに出会えることも多々あります。全国各地で仕事に繋がり、こうした今の多面的な事業を展開できている「ご縁」をいただけているのは、ワーケーションで全国を飛び回っているおかげです!

榎本さんが運営している、
茨城は阿字ヶ浦のコワーキングスペース
「イバフォルニア」。

福田 確かにワーケーション先での、榎本さんはいつも目がキラキラしています(笑)。私も全国を飛び回っている理由は榎本さんと同じで、「宝探し」が目的なんです。

ソトコト どのような「お宝」を発掘できますか?

福田 「お宝」とは、これから成長しそうなビジネスの種、いわゆる今後支援したくなる事業や創業者との出会いです。全国を飛び回っていると、まだ情報として世の中に出ていないモノコトに出会えます。スタートアップ支援やエンジェル投資家の目線で見ると、面白い新ネタや新規事業、新しい人材と出会える確率は、首都圏よりも地方都市やその周辺の地域の方が圧倒的に高いんです。

ソトコト まさに経営者として、投資家としてのワーケーションですね!

ワーケーションで新しいモノコトに出会う…地域には都心にはない発想や事業がある!

福田 実例を挙げると、浮き草を栄養価が高い食材「フロートミール」として、大量生産して売り出すプランを考えていた起業家に北海道で出会いました。他にも、沖縄でレンタカーにラッピング広告を入れることで安いレンタカー代を提供している会社にも出会いました。こういう出会いは、観光でなくワーケーションで行くから出会えます。現地に直接赴き、頻繁にその地域でワーケーションして、そこでコミュニティが醸成され、現地の人と繋がっていくことで、新しい事業を発掘しています。

ソトコト 渋谷さんの新潟コミュニティも興味深いです!

渋谷 新潟と関わり始めたのは、福田さんと同じで「宝探し」に近いです。全国各地を出張していると、どの地域の人たちも、皆さん口を揃えて言います。「ここには何もない」と。そこに違和感を覚えました。地域の人たちの多くは、自分たち地域の魅力に対して評価が高くないんです。

渋谷さんの会社では、
新潟は糸魚川の魅力を県外に
PRするイベントを定期的に開催。

渋谷 日本全国を訪れると、各地域は資源も豊かで、素敵な人たちもが多い。それは地元にいないからこそ、客観的にわかること…こんなにも面白いんだと。でも、地元の人には「何もない」に見える。そのギャップこそ、新しい事業を創るチャンスだと思います。

ソトコト ワーケーションで訪れて気づいた地域とのギャップを、新しいビジネスチャンスと捉える…さすが経営者ワーケーション目線ですね!

渋谷 首都圏でのビジネスを見ると、ライバルがとても多いんです。新規性であっても然り。しかし地域に出向けば、まだ東京にはない、その地域で圧倒的な存在感のある商売に出会えます。都会では気づかない発想やプランに出会えます。これは、いわゆる「ブルーオーシャン」です。

ソトコト 九州の資さんうどんの関東展開然りですね!

渋谷 そう、だから「地域に拠点を持って、地域でビジネスをしている組織や会社」であることは、面白い事業や優秀な人材を引きつける差別化要因にもなります。 コロナ禍前の起業当初、SNSでフルリモートで人材募集したところ、とても優秀な人材を採用することができました。それに近い訴求力を経営者視点のワーケーションで実感しています。
「地域に拠点があること」は、それに近い訴求力があると実感しています。

災害大国、日本で経営者ワーケーションは「攻め」の側面だけでなく、「守り」の側面も!

福田 経営者がワーケーションで全国を飛び回ることのメリットは、「宝探し」といった「攻め」の側面だけでなく、「守り」の側面もあります。日本は災害大国です。首都直下型地震など災害リスクが高い中で、東京一極集中型の働き方やビジネスは、もはやサスティナブルではありません。何かあったときに事業がストップすれば、会社は終わりです。

ワーケーション仲間と過ごす福田さん。
この時間が、何よりのリフレッシュだそう。

福田 経営者が自ら日本各地をワーケーションで移動しながら働く姿を社内で見せることは、「場所を問わずに事業を継続できる体制にある」ことを、社内外にアピールできます。さくらインターネットの田中社長は沖縄に住みながら会社経営されていますが、これは「データセンター事業は各地域にデータ管理が分散されていることで、セキュリティ面で大丈夫」というメッセージになっています。

渋谷 社長は会社の「かがみ」で「象徴」です。弊社でもトップである私自身が率先して、どんな場所でも働ける姿を見せ続けることで、メンバーも安心して働けて、柔軟な対応やビジネスができるようになっていると感じます。(後編へ続く)

後編
経営者ワーケーションで重要なのは、経営者自らその地域で濃度の高い時間を過ごし、信頼貯金を貯めること【ローカル×ワーケーション⑲】

【榎本拓也プロフィール】
(株)RTプランニング代表取締役。企業に対して、地域でホストとしてきちんと受け入れられるようなワークプレイス、通信環境整備し、ワーケーションプログラムを開発。茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町のワーケーションプログラム「Ajikation」の実行委員会マネージャー、一般社団法人いばらきWORK TRIP 促進協会理事長。

【渋谷雄大プロフィール】
(株)MOVED代表取締役。鍼灸師を経て、ICTコミュニケーションズに入社。IT研修講師、コンテンツ開発、書籍執筆などを経験。2014年よりサイボウズのエバンジェリストとして年間150回以上の講演を担当。2018年にMOVEDを創業。30名以上のメンバー全員がフルリモートで勤務している。

【福田和博 プロフィール】
(株)ハンズオン代表取締役。東北大学大学院修了。東芝でICT分野の研究開発に従事後、ソニーで商品企画や事業戦略を担当。趣味のスキューバダイビングで沖縄や海外でのワーケーションを実践する中で、起業家、個人投資家としての自由な働き方と健康的な暮らし方との調和を目指して横浜で起業。

【一般社団法人日本ワーケーション協会 プロフィール】
ワーケーションを通した「多様性が許容される社会実現」を目指し2020年7月に発足。300を超える会員(自治体・企業・個人)とともに、様々な取り組みを行っている。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね
  • URLをコピーしました!