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経営者ワーケーションで重要なのは、経営者自らその地域で濃度の高い時間を過ごし、信頼貯金を貯めること【ローカル×ワーケーション⑲】

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【ソトコト×日本ワーケーション協会連載】ソトコトと日本ワーケーション協会がコラボして、各分野、各地域で活躍するワーケーション推進者をゲストに迎えて、毎回対談。ワーケーションにおける現在地や未来の展望を語ります。
第7回目(後編)は、前回の第7回目(中編)に続いて、「経営者ワーケーション」3人にインタビュー。 二拠点、多拠点で、それぞれ地域で事業を展開していて、何よりも大事なのが「ごちゃ混ぜ感」と語る、榎本社長…その真意とは⁉(後編)

その地域でどのように過ごすか?…その時間が濃くなれば、濃くなるほど面白くなる!

ソトコト 仕事で地域を活性化したい、繋がりたいと言う人は多いのですが、仕事で地域と繋がる秘訣のようなものはあるのですか?

渋谷 出張やワーケーション先での地域の過ごし方が重要です。私が心掛けているのは、地域で過ごす時間の密度をメチャクチャ濃くすること! 常にアンテナを張りまくって、朝も昼も夜もずっと地元のいろんな人に会って、話を聞いています。とにかく地域に行ったら動きまくります。面白いローカルプレイス、面白いローカルビジネスの情報は、まずは地元の人に会いコミュニケーションをとること、紹介してもらうことです。

ソトコト 確かに一般的に関係性が薄い都心よりも、地域は関係性が濃い分、その場所ならではの新しい発見の可能性が高く感じます。

渋谷 ワーケーションの回数が多ければ多くなるほど、関係性は深くなり、仕事に繋がっていく実感があります。

二拠点生活先の糸魚川市で
田んぼオーナーにもなっている渋谷さん。
渋谷家のお米は全て糸魚川産のコシヒカリ。
稲作を通じて、自然と地域との関わり合いは
深くなっていく…。

福田 地域の人や面白いモノコトを紹介してもらえるようになるまでの関係性を築けるか。ワーケーションで顔を見せて、一緒に食事したり、お酒を飲んだり、焚き火を囲んだり、深さと濃度を高めていく…つまり、信頼貯金ができてくると、悩みを話してくれたり、人を繋げてくれます。

福田さんがワーケーションで
何度も足を運んでいる沖縄のコザにて。
「親しくなった地元の友人たちが
出迎えてくれるのが、何よりうれしい」と福田さん。

今、地域で事業を創って活性させていくなら、内外の「ごちゃ混ぜ混ぜ感」が必要!

ソトコト 地元の茨城を拠点に県内プチワーケーションされている榎本さんにも、ご意見を伺いたいです!

榎本 茨城が地元でもあり、現在の会社の拠点でもあるのですが、地元を離れていた時期も長いので、お二人のような「よそ者」視点も地元に持っていることが、独自の強みになっていると思います。今推進している新事業も「なぜ茨城にはないのだろう?」と思ったことがきっかけで、スタートしています。県内のいくつかの地域で新しい場所作りに現在取り組んでいますが、場所作りが一番のミッションではありません。私は「地域の混ぜ屋」になりたいと思っています!

榎本さんの会社拠点である阿字ヶ浦。
その海岸に開設した乗馬クラブで、
お馬さんとお散歩できるメニューも考案。

ソトコト 地域の混ぜ屋…⁉ 詳しく教えてください!

榎本 地域には経験値の高い高齢者が持っている伝統技術や、魅力的な伝統資源があるのに、それを若者や外部の人に繋がっていない…これはもったいない。でも、よくよくヒアリングしてみると、双方ともにお互い接点を持ちたいと…要は、地域の現場で企画したり、繋げる人がいないだけ。例えば、茨城のとある川で鮎の投網(とあみ)をやっているご高齢な名人がいるのですが、その名人に学ぶ鮎の投網体験イベントを企画してSNS投稿したら、若者たちが集まってくれたり…。

ソトコト で、ごちゃ混ぜ感の発想に行き着いたのですね!

榎本 地元の人が気づかない地域資源に着目して、その間に入って地域の人たちと外部の人たちをかき混ぜて、新しい化学反応を起こす。つまりごちゃ混ぜ文化を醸成して、地域に古くて新しい潮流を創る…それが、地域における私の事業だと自負しています。

ソトコト 他に外の人を呼び込んだ企画事例はありますか?

榎本 はい、この連載の第2回目に登場された長野県立科の渡邉岳志さんが行っているWORK TRIPという企業研修事業です。渡邉さんと親しくさせていただいているご縁で、立科が満員御礼で受け入れきれない時に、茨城の阿字ヶ浦で引き受けるという「協業」を行いました。立科のWORK TRIPと同じクオリティで提供できるように、事前準備をしっかり行ったところ、企業さまにも大変好評をいただけて…。地域同士がライバル関係になるのではなく、顧客をシェアできるパートナーになれることを証明できたと思います。

前編
地域を結ぶ、新しい経営の在り方…キーワードは「移動」! 社長自ら実践する経営者ワーケーションとは⁉【ローカル×ワーケーション⑰】
中編
経営者3人が地域ワーケーションについて大いに語る! 地域で見つける新事業はブルーオーシャンだ!【ローカル×ワーケーション⑱】

【榎本拓也プロフィール】
(株)RTプランニング代表取締役。企業に対して、地域でホストとしてきちんと受け入れられるようなワークプレイス、通信環境整備し、ワーケーションプログラムを開発。茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町のワーケーションプログラム「Ajikation」の実行委員会マネージャー、一般社団法人いばらきWORK TRIP 促進協会理事長。

【渋谷雄大プロフィール】
(株)MOVED代表取締役。鍼灸師を経て、ICTコミュニケーションズに入社。IT研修講師、コンテンツ開発、書籍執筆などを経験。2014年よりサイボウズのエバンジェリストとして年間150回以上の講演を担当。2018年にMOVEDを創業。30名以上のメンバー全員がフルリモートで勤務している。

【福田和博 プロフィール】
(株)ハンズオン代表取締役。東北大学大学院修了。東芝でICT分野の研究開発に従事後、ソニーで商品企画や事業戦略を担当。趣味のスキューバダイビングで沖縄や海外でのワーケーションを実践する中で、起業家、個人投資家としての自由な働き方と健康的な暮らし方との調和を目指して横浜で起業。

【一般社団法人日本ワーケーション協会 プロフィール】
ワーケーションを通した「多様性が許容される社会実現」を目指し2020年7月に発足。300を超える会員(自治体・企業・個人)とともに、様々な取り組みを行っている。

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