目次
1. 公共性 ─思考のフロンティア
公共性について、冒頭で端的に「公共的空間はあらゆる人々の席、場所が設けられている」と解説し、社会の中での人との関わりについて繙いています。公共空間の在りようを考えるうえで、バイブル的な名著です。(田村康一郎)
著者:齋藤純一
出版社:岩波書店
出版社:岩波書店
2. Tactical Urbanism ─Short-term Action for Long-term Change
留学のきっかけになった本。計画ばかり行うより、まずやってみる。そんな実例の数々が紹介されています。その結果、共感や支持をしてくれる人が現れ、活動が進む様子も描かれています。翻訳本も刊行予定です。(田村康一郎)
著者:Mike Lydon、Anthony Garcia
出版社:Island Press
出版社:Island Press
3. あそびの生まれる場所 ─「お客様時代」の公共マネジメント
「公園にいこーえん」の企画が固まりつつある時に出合った本。著者の講演があって、そこで話された「人がつながって動き出すのは、評価の目線がない場所」などの言葉と共に、内容が腑に落ちて、背中を押されました。(真下 藍)
著者:西川正
出版社:ころから
出版社:ころから
4. あなたもできる! 奇跡のロックバランシング
自然の石をあり得ないような積み方をしてその造形を楽しむ、ロックバランシングの教本。趣味でやっていますが、石があれば積む人や見る人が現れ、場ができていく経験があり、プレイスメイキングになりうるコンテンツです。(真下裕史)
著者:ピーター・ジュール、武田崇元(訳)
出版社:今日の話題社
出版社:今日の話題社
5. たろうのひっこし
息子と読んで「これがプレイスメイキングか!」と感じました。主人公が「そんなことならかんたんさ」と言って、じゅうたん1枚で居心地のいい空間づくりをしていきます。遊びから発想が生まれた、想像力が豊かになっていく素敵な絵本です。(田村るみ)
著者:村山桂子、堀内誠一(絵)
出版社:福音館書店
出版社:福音館書店
photographs by Mao Yamamoto text by Yoshino Kokubo
記事は雑誌ソトコト2022年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。