銀座 蔦屋書店は、8名のポップ・アーティストによるグループ展「空即是色 Illusion of Reality」をFOAM CONTEMPORARYにて2022年8月20日(土)から9月11日(日)の期間に開催します。
左:Philip Colbert《Relaxing Lobster》2019
右下:Rodney Alan Greenblat《Wooden Robot Model Series》2022
概要
参加アーティストは、フィリップ・コルバート、イ・ドンギ、ジョナサン・セリガー、ロドニー・アラン・グリーンブラット、クララ・デジレ、グィド・アルジェンティーニ、櫻井充、付箋girl™️の8名です。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/28139-1721280802.html
作品販売について
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では8月21日(日)11時より販売。
※「OIL by 美術手帖」での販売は店頭展示の一部作品になります。
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/730
参加作家プロフィール(順不同)
1979年 イギリス、スコットランド生まれ
サルバドール・ダリを筆頭とするシュールレアリストらがアイコンとして用いたロブスターを自らの分身としており、過去の名画と、現代のソーシャルメディアの中にうごめく記号とを結びつけ、時空を超えた作品を発表しています。
2017年のロンドンでの個展を皮切りに東京、上海、ソウル、香港、台北、モスクワ、ロサンジェルスで、大規模な展覧会をハイペースで開催しています。ロレックス、ベントレー、クリスチャン・ルブタンなどハイ・ブランドとのコラボレーションでも独創的かつポップな世界観を作り上げ、話題を提供してきました。近年はNFTマーケットにおいても作品を発表しています。
1967年 韓国、ソウル生まれ
韓国で第一世代のポップ・アーティストとして評価され、代表作には Bubbles, Flower Garden, Virtual Insanityと題された作品があります。作品はサムソン美術館 (Leeum) を筆頭に主に韓国国内の美術館に多数収蔵されています。
1990年代に『アトム』と『ミッキーマウス』という共にシンボリックなキャラクターを融合させた『アトマウス』を発表しました。当時は美術作品ではなく、マンガと論評された『アトマウス』は30年近くの歳月を経た今でも、ソウル発のポップアートとして世界中で親しまれています。
2021年、BTS(防弾少年団)のステージセットにオリジナル・キャラクターが起用されました。
1955年 アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ブルックリン生まれ
日常生活に存在する様々なモチーフを高い再現性で再構築するコンセプチュアル・アーティストです。有名ブランドのショッピング・バッグ、中華料理のテイクアウト用の容器、電球、ミルクカートンなどに1960年代に南カリフォルニアで生まれたフィニッシュ・フェティッシュの手法を反映させ、ポップ・アートのエッセンスを盛り込んだアイコニックな作品は、シンプルでわかりやすいのが特徴です。
1960年 アメリカ合衆国、カリフォルニア州生まれ
日本では1990年代に発売されたプレイステーションのゲームソフト「パラッパラッパー」や「サンダーバニー」「シャイプープー」といったアニメのキャラクターのクリエイションで知られています。
1980年代のニューヨーク、イースト・ヴィレッジのアート・シーンで一風変わった立体作品を発表し話題となり、その後ゲーム産業や広告の世界で知名度を高めました。2007年よりニューヨークに拠点を置く曹洞宗と臨済宗の禅の実践センター「ヴィレッジ・禅道」で禅を学び「Musho」の法名を授与されています。
1978年 フランス、ラ・ロシェル生まれ
グラフィティ・アートの流れを踏襲するアーティストで、抽象ストリート・アートの先駆者、フューチュラ2000(アメリカ)に多大な影響を受け画家としてのキャリアをスタートしました。
彼女が愛してやまないコミック・キャラクターを描きます。同時にシュールレアリストのアンドレ・ブルトンが提唱した「オートマティスム的手法」を試みるかのごとく思いつく言葉をランダムに配置し、独特の世界観を創出しています。
1966年 イタリア、フィレンツェ生まれ
女性の裸体にこだわり、美しさを追求する写真家です。ヘルムート・ニュートンの制作スタイルに多大な影響を受けていますが、ニュートンが被写体に即興的な形でアグレッシブに対峙していくのとは対照的に、グィドは緻密な下準備のもと、女性の美を最大限に引き出し様式化することに長けています。
展示作品の ”Silvereye”はシリーズ構成で作品化され、グィドの作品では最も大きな成功を収めています。
1979年 東京生まれ
「鉄」をテーマに制作を続けているフォトグラファーです。2004年からスタートした鉄塔シリーズは、ひとつひとつの鉄塔がまるで生きているかのように感じる、櫻井の特異的な視点を視覚化した作品群です。来月9日よりSho+1で開催する個展では、灯台をBP (Base Point) と捉えた新作を発表します。
東京藝術大学 絵画科日本画大学院修了。
2020年1月1日から一日一枚、付箋紙に架空の人物を描きSNS投稿を続けています。付箋紙という小さな空間に描かれた人物達が「その日、そこには、その人が存在した」証しのごとく、作品にはすべてサインと制作年月日が記されています。
Twitter @girl67184608
展示詳細
会期|2022年8月20日(土)~9月11日(日)
時間|11:00~19:00 ※初日(20日)の一般公開は15:00〜になります。
定休日|月曜日
会場|FOAM CONTEMPORARY
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
協力|Sho+1
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
※会期中に一部展示替えあり
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/28139-1721280802.html