北海道・旭川市はラーメンのまち。市内中をラーメン店がひしめき、軒を連ねています。昭和27年創業の「らーめんや京楽」は旭川市内でも老舗中の老舗。親子3代にわたり人気が続くその理由に迫ります。
子どもの時から食べている、自分のラーメンは絶対おいしい!
元々は守彦さんのお母さんがお店を開いたのだとか。その時から食べている味をずっと守り続け、今も昔と変わらぬ味わいです。
お店があるのは、パルプ町と呼ばれる「日本製紙株式会社 旭川工場」の目の前。そこで働く人がお昼休みの多く訪れたり、出前注文があったりと、多くの常連さんに愛されています。
お店は16年前に新装開店。清潔感のある店内は佐藤さんたちの心配りを随所に感じられます。
「子どもの頃からずっと食べている母の味。毎日のように欠かさず食べていました。自分のつくったラーメンは絶対においしいという自信があります。」と守彦さん。
息子の健治さん「自分から継ごうと。守らなくては…」。
健治さんは、地元にいた頃よりも離れたときの方が、お店のことを考えたと言います。
「自分から継ごうと思いました。両親に言われたわけではありません。お店を守らなくてはならない、と。」
お父さんの守彦さんの技術を見て盗んで、また、聞いて学び、分量や季節による味わいの変化にも敏感になりました。
「父のこの年齢で働くのは、大変なこと。負担をかけているなと感じますが、元気で働き、休みをありがたく思ってくれるのが、唯一の救いですね。」
「餃子醤油ラーメン」は旭川でもなかなかないメニュー。
また、カツ丼、カレー、餃子定食、鍋焼きうどん(冬季限定)などメニューが豊富。どの味も家庭的で優しく、数日経つとまた食べたくなるおいしさです。
味噌ラーメンは当初メニューになかったそうですが、健治さんが2年の歳月をかけて開発した自信のメニュー。次々と来店するお客さんは「醤油と餃子」「味噌」「塩野菜」とメニューをほぼ見ず注文していました。
常連さんに愛されていることが伝わります。
笑顔で、感謝で。
また、「マスクはしていますが、いつも笑顔で。お客様には感謝の気持ちでいっぱいです。」と健治さん。
お父さん・お母さんのお店への愛情とお客様への感謝の気持ちも、ラーメンの味と共に健治さんへ受け継がれています。
らーめんや 京楽
営業時間:11時~14時, 16時30分~18時30分
定休日:日曜・祝日