長野県在住のラーメンライター、たこにわです。ラーメン食べ歩きは40年以上、北は旭川、東は根室、西は長崎、南は石垣島まで訪麺しています。47都道府県制覇しました。僕は、ローカル色があり地味ながら頑張っているお店をみなさんにご紹介していきます。
目次
隠れ家的な「奥市ラーメンちいちゃん」
28年ぶりに岡山へ来た。
夜、バーで飲んでいて、仲良くなった地元の方が教えてくれたお店が、
「奥市ラーメンちいちゃん」
「朝5時からやっているよ。とても話好きなおばあちゃん2人がラーメン作ってる」
そう言われたら、行くしかない。
夜、バーで飲んでいて、仲良くなった地元の方が教えてくれたお店が、
「奥市ラーメンちいちゃん」
「朝5時からやっているよ。とても話好きなおばあちゃん2人がラーメン作ってる」
そう言われたら、行くしかない。
「ちいちゃん」は古い商店街の一角にあった
翌朝、岡山市の路面電車に乗り、最寄り駅の西大寺町で降りる。
そこから徒歩で2,3分ほど歩くと、見つけられる。いやはや何とも、ラーメン屋さんとは思えない入口だ。
なんだか、「ディープな世界へようこそ~」と誘われている気分
そこから徒歩で2,3分ほど歩くと、見つけられる。いやはや何とも、ラーメン屋さんとは思えない入口だ。
なんだか、「ディープな世界へようこそ~」と誘われている気分
会話が飛び交う店内へ
お店に入ると、先客が2人いた。常連さんだったようで、おばあちゃん2人と賑やかに話をしている。
完全にアウェイ状態であるが、勇気を出してイスに座りメニューを見る。
完全にアウェイ状態であるが、勇気を出してイスに座りメニューを見る。
日曜日はカレーの日
常連さん2人がラーメンではなくカレーを食べている。
「いやあ、このカレー、ホントに美味しいわ!」と頬張っている姿を見て筆者も食べたくなる。
どうも日曜日だけカレーも500円で出してくれるそうで、カレーを目当てに来る常連さんも多いと言う。
「いやあ、このカレー、ホントに美味しいわ!」と頬張っている姿を見て筆者も食べたくなる。
どうも日曜日だけカレーも500円で出してくれるそうで、カレーを目当てに来る常連さんも多いと言う。
「あのう、ラーメンを食べに来たんだけど、カレーも美味しそうで、、、、もしできれば、カレー半分のサイズってOKですか?」とお願いしてみた。
「いいよー。カレー半分作ってあげる」と嬉しい返事。
そして最初に出てきたのが、このカレーライスだ。
家庭的な味、おばあちゃんの優しいお人柄を感じる。
豚骨の旨味が口に広がるスープ
カレーを食べ終わるころに「これからラーメンを作ってあげる」とおばあちゃん。
この心遣いは嬉しい限り。
そして、数分後に出てきたラーメンは茶色に濁ったスープ、細麺の正統派の豚骨ラーメンだった。
この心遣いは嬉しい限り。
そして、数分後に出てきたラーメンは茶色に濁ったスープ、細麺の正統派の豚骨ラーメンだった。
スープは、豚の旨味が口に広がる。豚骨スープ独特の臭みを残しながら、旨味をしっかり感じることができる。
なんだろうか、、、この旨味は。人情味溢れた旨味とでも言おうか。
「広島でも、確かこんなスープを飲んだことがあるな~」と自分の記憶をたどりながら味わっていく。
なんだろうか、、、この旨味は。人情味溢れた旨味とでも言おうか。
「広島でも、確かこんなスープを飲んだことがあるな~」と自分の記憶をたどりながら味わっていく。
つるつるで喉越しのいい麺
麺も美味しい。
つるつるだ。喉越しも抜群。
これで550円か。安い。
ここの常連さんが羨ましい限りだ。
つるつるだ。喉越しも抜群。
これで550円か。安い。
ここの常連さんが羨ましい限りだ。
元気の秘訣はお客さんとの会話
2人のおばあちゃんにお話を聞いた。
最初は岡山市の東に位置する「奥市」という場所から飲食店をスタートさせたそうだ。
「20年?30年?、、、もう何年になるかねえ、お店をやってからわかんなくなっちゃったよ」と笑いながら話す。
とても気さくなおばあちゃんだ(写真左が、ちいちゃん。右がご友人のバタちゃん)。
その後、お店を移転したり、体調を崩したりと、「いろいろあった」そうだが、この場所に移転して4年。ここを最後にしたいと言う。
でも、「お客さんとこうやってお話するのが元気の秘訣」とも。
最初は岡山市の東に位置する「奥市」という場所から飲食店をスタートさせたそうだ。
「20年?30年?、、、もう何年になるかねえ、お店をやってからわかんなくなっちゃったよ」と笑いながら話す。
とても気さくなおばあちゃんだ(写真左が、ちいちゃん。右がご友人のバタちゃん)。
その後、お店を移転したり、体調を崩したりと、「いろいろあった」そうだが、この場所に移転して4年。ここを最後にしたいと言う。
でも、「お客さんとこうやってお話するのが元気の秘訣」とも。
記念に写真を撮ろうかと言うと、
「えー、わたしら、全国に出るんかい?化粧もせんで恥ずかしい」と言いつつ、ちゃっかり撮影に応じてくれた。
お茶目なおばあちゃんだ。いつまでも元気な町のラーメン屋さんでいて欲しい
「えー、わたしら、全国に出るんかい?化粧もせんで恥ずかしい」と言いつつ、ちゃっかり撮影に応じてくれた。
お茶目なおばあちゃんだ。いつまでも元気な町のラーメン屋さんでいて欲しい
文・写真:たこにわ
*店舗情報・メニュー内容は取材時点の内容でございます。
*店舗情報・メニュー内容は取材時点の内容でございます。