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サスティナビリティ

[ソトコトSDGsアワード2021]キーワードは「共創」。 未来を担うAI企業を世の中に発信。伝えたいのは作り手の熱い想い。

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ソトコトNEWSを起点に先進的なAI企業の熱い“想い”を伝える「プロジェクトSDGs」。NTTPCコミュニケーションズ(以下NTTPC)が運営するAIコラボレーションプログラム「Innovation LAB」にパートナーとして参加するAIスタートアップ企業をエモーショナルな観点から伝える新たな試みが『ソトコトSDGsアワード』に輝きました。受賞の喜びや今後の展望などを「Innovation LAB」プロジェクトリーダーである 庄司 洋一郎氏にお聞きしました。

目次

AIできっと世界は変わる。 想いを共にするパートナーとより良い未来社会に貢献したい

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ソトコトNEWS 「ソトコトSDGsアワード」受賞おめでとうございます。率直な今の感想を聞かせてください。

NTTPCコミュニケーションズ 庄司 洋一郎(以下、庄司) 「Innovation LAB」に参画してくれたパートナー企業の皆さまの「AIの力で社会を良くしたい」という熱意があってこその受賞だと感じています。「プロジェクトSDGs」を通じて、パートナーの皆さまがどんな未来を見据え、どうやって先進的な技術を社会実装しているかという想いやアクションを伝えられたと思うんです。

カッコつけていると思われるかもしれませんが、「産業技術の革新」や「パートナーシップ」に始まり、「貧困」や「飢餓」、「福祉」「教育」といった生活水準から自然環境保護に至るまで、SDGsのアジェンダのほとんどは、AIの力で解決できるのではないかと私は思っています。

「Innovation LAB」が日本のAI市場を下支えする存在になれれば、副次的にもSDGsの社会実現に向けて貢献できると感じています。「Innovation LAB」はまだまだ道半ば、ビジネスを“共創”してくれるパートナー企業がどんどん集まり、みんなでアイデアや企画をシェアして一緒に挑戦していきたい。ワクワクするような取り組みを、「プロジェクトSDGs」を通じて一つ一つ丁寧に、もっと多くの人に伝えていきたいですね。

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Innovation LABが提供するAI コラボレーション

企業の価値や魅力とは?AIの作り手の「ビジョナリー」な部分にフォーカス

ソトコトNEWS 「Innovation LAB」のパートナー企業の想いを伝えるメディアである「プロジェクトSDGs」。ソトコトNEWSと共に発信する意義をどのようにお考えですか?

庄司 ソトコトはかくあるメディアの中でも、古くからさまざまな社会課題に関するキーワードを世に出し続けている熱いメディアだと思います。「Innovation LAB」の活動を伝えるにあたって、私たちもAIパートナー企業の皆さまの熱い想いを伝えたかった。

ソトコトであれば幅広い方々に対して情報をお届けできると考えました。伝えるにあたってもストーリーがあるメディアがいい。ソトコトがこれまで積み重ねてきたバックグラウンドやストーリーがあるからこそ伝わるものがあると思っています。

AI技術を扱っているわけですから、IT系のメディアに記事をだすというのがよくあるプロモーションの手段だと思います。しかし、製品・サービスや技術的な情報を出すだけでは膨大なニュースの中に埋もれてしまいますし、その会社の本当の“価値”や“魅力”は伝わらない。

よくBtoBやBtoCという区分けがされますが、ビジネスをしているのも会社を形作っているのもやっぱり“人”です。どんな想いで創業したのか、AI技術を使って社会をどう良くしていきたいのか、そういう「ビジョナリー」な部分を伝えたいという点でソトコトNEWSの編集部と合致しました。

さまざまな産業で拡がるAI技術の活用。生活をもっと豊かに。持続可能な社会に向けて

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ソトコトNEWS 具体的に「プロジェクトSDGs」では、どのようなAIパートナー企業の想いや取組みを発信してきましたか?

庄司 「Innovation LAB」のコンセプトに共感し、参加いただいている先進的なAI企業や団体の創業者/経営者さまにお話を伺い、そのビジョンを紹介してきました。

例えば、「音×AI」のスペシャリストを掲げるHmcommや、コミュニケーションロボットなどを手掛けるユカイ工学、巨大プラットフォーマーに挑戦するハイレゾ、産学一体の科学者集団ギャラクシーズ、ハイブリッドスタートアップを標榜するSupershipなどの取り組み、地方自治体では大分県とのコラボレーションを取り上げました。

「プロジェクトSDGs」で発信した後も、大分県でのAI活用はますます発展しています。その一例としてご紹介したいのが海藻類ひじきを主とする加工品の製造・販売を行う株式会社「山忠」という企業です。以前はひじきの検品検査において、異物混入の確認作業を地元の方々による熟練の技で、すべて目視でチェックしていました。高齢化や担い手不足が問題となっていましたが今では、AIが自動判別しています。

また、ブリやマグロの養殖を手がける株式会社「兵殖(ひょうしょく)」では、配送時の氷の量をAIを使って調整しています。『氷をAIで?』と思われるかもしれませんが、氷が少ないと魚の鮮度が落ちるため、季節や魚のサイズに応じて適切な氷の量を見極める必要があるそうです。その量はこれまで職人さんたちが感覚で行っていましたが、ここにAI技術を活かそうという取り組みが始まっています。

職人さんたちの経験と勘を全部AIにプログラムすることで、適切な氷の量が割り出されました。おもしろいですよね。

大分の事例は、県庁はもちろんのこと、地場産業へのAI導入・普及を推進する「おおいたAIテクノロジーセンター」が主導してくれたおかげで、スムーズに地元の方々に受け入れられるようになりました。最初は半信半疑だった地元企業も、実証実験を共同で行ううちに、「このようにすれば、作業が楽になるのではないか」「人手による目視選別への水準に近づけられるのではないか」など、課題解決に向けて事業者と一体となって推進していただけるようになりました。

そんな声を聞くと、少しでも皆さんのお役に立てたのかなと喜びを感じます。日本の一次産業は、少子高齢化や技術承継、生産効率などの課題に直面しています。AI技術はいずれ日本社会を支える力に、そしてSDGsへとつながっていくと信じています。

これからはAIが必要不可欠になる。未来のAI人材創出に向け、ワクワクする取組みで企業と学生を繋ぐ

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ソトコトNEWS 今後は「プロジェクトSDGs」を通じてどのようなニュースを発信していきたいですか?

庄司 「Innovation LAB」とコラボレーションしているAIパートナー企業の紹介を続けていくとともに、未来のAI人材に関する取り組みも積極的に発信していきたいですね。

今年2月には、慶應義塾大学AI・高度プログラミングコンソーシアムに参加する学生向けに、パートナー企業による講演会やプログラミングコンテストなどを行いました。来年は、国内で初めてAI専門学科を創設した立教大学と東京電機大学とのコラボレーションイベントを計画しています。

AI企業は日本国内に300社近くあると言われています。一口にAIと言っても、画像・音声認識やAR/VR、データサイエンスといった技術カット、スマートシティやFAといった産業カットまで、実にさまざまです。実際に何をしている会社なのか、どんな将来ビジョンや技術を持つのかなど、AI企業と学生が接点を一つでも多く作り、将来の道筋を考えるきっかけになってほしい。そのマッチング役として、少しでも「Innovation LAB」が貢献できれば、という思いです。

もちろん、この取り組みに関しても「プロジェクトSDGs」を通してお届けしようと思っています。記事を通してポジティブな波及効果が生まれると良いですね。

近い将来にはあらゆる産業で、そしてあらゆる生活シーンでAIが必要不可欠となる時代がくるでしょう。これからも「Innovation LAB」は、『共創』というコンセプトワードを大切にしながら、「世の中のためにAIは何ができるか」をパートナーの皆さんとともに考えていきたいと思います。

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