『道の駅阿蘇』総合案内チームが選ぶ、道の駅をつくる本5冊
ツイッターを始めることになり、運用方針として指針になるものをと見つけたのが『寄り添うツイッター』です。優しい印象のタイトルどおりの内容で、基本的な心構えについて学んだと話していました。
『自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす 企業ファンのつくり方』は、企業のツイッター運用をさらに詳しく知るために読んだ本です。担当者たちが少人数でトライ・アンド・エラーを繰り返しながら確立した手法を知れたのは、励みにもなりました。
外国人向けの情報発信については、僕自身の「外国人観光客だったら日本や阿蘇のこんなところが好きだろう」という感覚を大事にしています。手応えがあると思うのは、やっぱり阿蘇ならではの自然や伝統文化について発信したときですね。とくにお祭りの記事は、神秘的な白装束や豪快な火振り神事などの写真の効果もあるのか人気があります。
そういった情報を、より親近感を持って受け取ってもらうために参考にした本が『likeable SOCIAL ME
DIA』です。SNSでのブランディングについての本ですが、「ていねいに構えすぎず、少し砕けたぐらいの口調で話して親近感を持ってもらうのがいい」と述べられていたのは印象的で、今もそのようにしています。また実践しているのは、悪いコメントにもきちんと対応すること。なぜ悪く受け取ったのか、こちらでも調べてきちんとお返事をすることで、我々は誠実なのだと知ってもらえます。以前、野焼きについて記事にしたときに、「自然破壊だ」という反応があったのですが、ていねいに説明して理解してもらえました。
『Tourism Innovation』は、サスティナブルな観光は、どのようにつくりあげていったらいいのかということが書かれた本です。研究書のような密度で読み応えがあります。僕は阿蘇の自然や文化に惹かれてここで暮らし、働いています。それらを後に残せる観光とは何かを、常に考えながら情報発信をする指標になっています。