3. 土 地球最後のナゾ─100億人を養う土壌を求めて
『土と内臓』からより具体的に土について知ることができた本です。飢餓をなくしたいという思いに端を発し、土を研究する著者が世界中をまわり、最後に日本の土について教えてくれます。読み終えた時には足元の土を抱きしめたくなりました(笑)。
書籍情報
著者:藤井一至
出版社:光文社新書
発売日:2018/8/30
4. マル農のひと
元・JAの指導員が、定説を壊し新しい農法を生み出す話。その農法がまたほかの農家さんに伝授され、試行錯誤のドラマも……。農業には縁遠いという著者が咀嚼しながら描いているので間口が広く楽しめます。
書籍情報
著者:金井真紀、道法正徳
出版社:左右社
発売日:2020/9/8
5. 食べたくなる本
「料理本の批評」という変わった本。料理や食に対する視野が広がります。手のこんだレシピからジャンクフードまで、硬軟織り交ぜて扱っていますが、どれにも「食べることへの愛がある」。食と料理の喜びを教えてくれます。
書籍情報
著者:三浦哲哉
出版社:みすず書房
発売日:2019/4/5
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