3. 「助けて」と言える国へ─人と社会をつなぐ
牧師であり、NPO『抱樸』の理事として、北九州で地に足をつけて活動してきた奥田さんが語る言葉の強度が半端ないです。放火癖のあるおじいさんが、奥田さんと出会って更生した話には泣きました。「迷惑」に対する意識や捉え方が変わりました。
書籍情報
著者:奥田知志著、茂木健一郎著
出版社:集英社
発売日:「助けて」と言える国へ
4. 夜と霧 新版
ナチスの強制収容所から奇跡的に生還した、ユダヤ人精神学者による体験記です。筆者は極限状態のなかで妻のことを思い出し、それが生きる希望になったと語っており、たとえ目の前に人がいなくても立ち上がる場があることに感動しました。
書籍情報
著者:ヴィクトール・E・フランクル著、池田香代子訳
出版社:みすず書房
発売日:2002/11/6
5. ソクラテスの弁明
死刑宣告を受けたソクラテスが法廷で交わした対話を、弟子のプラトンが記した一冊です。今思えば、大学生の頃よく読んだプラトンの本から、対話の作法や物ごとの本質を明らかにしようとする対話のスタンスを学んだように思います。
書籍情報
著者:プラトン著、納富信留訳
出版社:光文社
発売日:2013/12/20
▶ 「居心地のよい場」とは何か? そのつくられ方とヒントが得られる本5選|藤本遼
▶ 『ここにある』代表取締役|藤本 遼さんの選書 1〜2