(左)俳優 植田圭輔さん (右)Super Massive Global代表 内藤慎人さん
インフルエンサーとNFTを掛け合わせた2日間の実証実験イベント
より多くの人にメタバースの可能性と楽しさを伝えることを目的に、Super Massive Global株式会社(以下SMG)が、現実とバーチャルな世界をリンクさせ、メタバースやNFTの世界観を身近に体感できる実証実験イベントを開催しました。イベントでは、SMGが今秋にリリースを予定する現実世界と仮想空間をつなぐ注目の体感型メタバースアプリ‟Massive World”をいち早く体験できると話題を集めました。
現実のスポットに行けば 知れる・見れる・手に入るGO TO EARN型アプリ‟Massive World””とは。イベントではアプリの提供に先駆け、「&t cafe 表参道」にて、インフルエンサーとNFTを掛け合わせることで店舗の集客率向上にどれほどの効果が見込まれるかを実証する試みがなされました。
イベント2日間で通常の約2.5倍となる、400名がカフェに来店
実証実験では、インフルエンサーとして2.5次元俳優の植田さんがSNS上でイベントを告知・拡散。カフェにて一定額以上の飲食利用を伴うお客様に対して植田さんの顔写真とともにメッセージ付きのコースターがプレゼントされました。
コースターにはQRコードが付与されており、コードをスマートフォンなどで読み込むことで植田さんのオリジナル動画を視聴できるほか、抽選で植田さんとビデオ通話できる権利や植田さん制作のデジタルアートNFTが当たる試みも。
全9種類1000枚用意された特製コースターは閉店を待たず完売し、インフルエンサーによるSNS発信の影響力の大きさを示す結果となりました。
2.5次元俳優、植田圭輔さんがカフェにサプライズ登場
俳優 植田圭輔(以下、植田) 「今回、このような今までにないイベントにインフルエンサーとして参加することができて大変光栄です。僕が来店することはシークレットであったにも関わらず、大勢のお客様が来店して下さったこと、こうして実際にカフェに来てみて体感し、とても驚いています。ファンの方とのサプライズ交流もさせてもらいました。」
植田 主にTwitterで発信しましたが、短時間でたくさんの方にシェアいただきました。ありがたいことに初日はトレンド入りもさせていただき、イベントの盛り上がりを実感しました。メタバースの世界を実際に体感するのはこれからですが、『こんな時代が来るなんて』と驚くことが多いです。これからの時代は、メタバースの世界観が加速していくと思います。
ソトコトNEWS メタバースに期待していることはありますか?
植田 実際にどんなことができるのか、どれくらい気軽にできるものなのか、まだまだ知られていないことも多いので、自分自身が初心者として、素直に感じたことを多くの方に発信できたらと思っています。
現実とリンクしたバーチャルな世界が広がる招待制アプリ”Massive World”
ソトコトNEWS 今回のイベントを通して感じたことなどを教えてください。
内藤 現在開発中のアプリ”Massive World”の世界観を実証することをテーマに企画しました。アプリでは現実と仮想空間をリンクさせ、特定の店舗に行けばポイントがもらえたり、インフルエンサーとビデオ通話できたりするなど、体験に価値を見出しています。僕らは人が行動することで得ることができる体験を通じて経済効果を生み出すアプリを目指しています。
今回のイベントでは開発中のアプリは使ってもらっていませんが、来店いただくことで植田さんにまつわるグッズをプレゼントしたり、植田さんの限定NFTアートやビデオ通話などの特典をつけたりすることで、来店客はお店にいながらバーチャルな現実を体感することができます。そして同時に、お店にとっても売上や集客につながる仕組みを生み出せたように思います。
僕らは2020年の創業時から国境や人種・性別・文化・空間を越え、誰もが楽しく生活をしながら収入や権利を得ることができる「Play to Earn」の世界の実現を目指し、サービス開発を進めてきました。今後は、いろんなキャラクターやインフルエンサー、多種多様な業態の店舗と連携し、メタバースアプリを通して新たな経済行動を生み出していきたいと考えています。
内藤 来店いただいた方に「楽しかった」というお声を多くいただき、SNSのコメントでも好評を得ることができたと思います。当社としてこのようなイベントは初めてでしたが、今後も工夫しながらさらなるブラッシュアップをしていきたいですね。
2日間の限定開催でしたが、トータル400名ほどの方々が来店されました。2日目には植田さんの名前がTwitterでトレンド入りするほどの反響もありました。通常の来店客数は1日あたり70名ほどであることを考えれば、大きな効果を出すことができたと思います。
ソトコトNEWS 現実の行動がバーチャル世界に連動することは興味深いですね。開発中の“Massive World”アプリについて詳しく教えてください。
内藤 現実とリンクしたバーチャルな世界が広がるメタバースアプリです。ご自身のアバターを設定、GPSと連動して周辺で起きているイベントや店舗のロケーションが表示され、実際に入店やイベントへの参加によってポイントが貯まります。ポイントによる商品購入など、応用の幅を拡げていき、多くの方にこの体験をお届けしたいと思っています。ユーザーも店舗も無料で参加できるプランを準備しています。
アプリ上でしか体験できないエンターテインメントのNFTコンテンツを用意しています。来年には、当社独自のデジタル通貨をリリースする予定で、アプリ内での通貨連動も予定しています。ユーザーの日常生活に溶け込む決済システムとして機能することを目指していきたいですね。
双方がメリットを得られる仕組みで、世界で戦える企業を目指したい
内藤 メタバースアプリ”Massive World”を通して、あらゆる場所で経済効果を生み出し、思い思いに所得を増やしたり、コミュニケーションやデジタルアートを楽しんだり、将来的にはビッグデータを活用することで日本のマーケットだけにとどまらず世界で戦える企業に成長していきたいと考えています。
SDGsの観点においても、ユーザーが二酸化炭素排出削減につながる行動を読み解き、ポイント化できる仕組みを作れば環境問題への意識向上につなげていくことができるでしょう。ユーザーや店舗、そして社会全体にとってメリットを得られる仕組みにしていきたいですね。
SNSに寄せられたイベントへのコメントを見ると、「次は地方でも開催してほしい」という声を多くいただきました。今後は、東京だけでなく地方や各地の自治体とも連携を強化していきたいと考えています。活動を通して地方創生というアクションにもつなげられるかもしれません。
まだまだ未知の可能性を秘めているメタバースやNFTの世界。Super Massive Globalの今後の展開に期待してほしいです。