忙しい時でも手軽に食べられるパン。好きなパンを頬張るひと時は、いつもの暮らしをちょっと幸せなものにしてくれます。でも、そんなパンがたくさん廃棄されてしまっている現状を知っていますか?今回はパン専門のお取り寄せサイト「rebake(リベイク)」が取り組む「ロスパン」をご紹介。お得にお取り寄せできるロスパンの魅力や気になる点を、実際に取り寄せて確かめてみました!
「ロスパン」とは?パン専門お取り寄せサイトrebake(リベイク)の取り組み
rebake(リベイク)は、日本全国のパンをお取り寄せできる通販マーケット。「美味しいパンに出会いたい!」「近くにないパン屋さんのパンも食べてみたい!」というパン好きの夢を叶えてくれます。
rebakeの特徴は大きく3つ。
「全国のパン屋さんからお取り寄せできる」
「パン屋さんに直接メッセージができる」
「パンの廃棄を減らしたり、フードロスの削減に貢献できる」
今回は、rebakeが取り組むパンの廃棄を減らすことのできる「ロスパン」についてご紹介します。「ロスパン」とは、パン屋さんで閉店後まで売れ残ってしまい、まだ食べられるのにどうしても捨てざるを得ないパンのこと。お得にパンを購入でき、さらにパンの廃棄を減らせる「ロスパン」の魅力にせまってみましょう。
日本のフードロスの現状
まずは少しフードロスの現状を見てみましょう。あなたは日本でどのくらいのフードロス(まだ食べられるのに捨てられてしまう食品)が出ているか知っていますか?平成29年度には、日本全国のフードロスは約612万トン発生したと推計されています。もちろんパンの廃棄もこの中に含まれています。
パンのロスが出てしまう要因の一つは、多めにパンを作ることでお店側にもお客さん側にもメリットがあること。お客さんとしては、パンがたくさん並んでいた方が美味しそうに見え、お店側としては、たくさん並べたほうがお客さんが喜んでくれたり、売り上げが上がったりするのです。こうしてパンを多めに作ることで、どうしようもなくロスが出てしまう現状があります。
ロスパンの購入で救える、フードロスと作り手の心
「パンの廃棄を減らしたい」という想いから、ロスパンへの取り組みを始めたrebake。
ロスパンの購入により、以下の3つの良いことがあります。
1.全国各地のパンをお得にお取り寄せできる
2.パンの廃棄を減らせる
3.パンの作り手の気持ちを軽くできる
一つ目は、全国のパンをお得にお取り寄せできること。通常の価格よりも最大1000円程度お得です。送料が1000円程度かかってしまいますが、通常価格+送料よりはお得ですし、普段なかなか足を運べないようなパン屋さんまで交通費を出して行くよりは、明らかにお得&手軽に購入できます。
二つ目は、パンの廃棄を減らせること。売り上げの一部は、食料廃棄の問題に取り組んでいる団体に寄付されます。
三つ目は、パンの作り手の気持ちを軽くできること。作ったパンを捨てなければならないことや、「廃棄になってしまうかも」と思いながらパンを作ることに、心を痛めるパン屋さんも多いのだそう。しかしこの「ロスパン」の取り組みで「捨てることがなくなり、作る時の心が楽になった」という作り手の声も多いと言います。
廃棄される前のパンを購入することで、フードロスの削減に貢献できるだけでなく、パンの作り手の気持ちも救えるのです。
ロスパン購入時の注意点
ロスパンには、ロスパンならではの購入時の注意点があります。
・届くまでどんなパンが入っているか分からない
・いつ届くかわからない(パン屋さんの状況によって変わる)
・順番待ちが発生する
・冷凍の状態で届く
天候などによって売れ行きは変化するため、何が届くのか、いつ届くのかが分からないのがロスパンの特徴。また、基本的にロスパンを予約すると順番待ちになります。現在の待ち順や予想発送日はサイトのマイページから確認できますが、いつ発送になるか正確に知ることはできません。天候状況や待ち人数にもよりますが、平均2週間前後、遅くても1か月以内には届くことがほとんどです。
ロスパンをお取り寄せしてみました!
今回は、rebake(リベイク)代表の斉藤さんに、おすすめのロスパンを購入できる店舗を伺い、実際にお取り寄せしてみました!「味や風味は変わるのか?」「値段はどのくらいお得なのか?」など気になる点を見ていきます。
おすすめロスパン①粉歩(こぽ)ベーカリー(富山県)
富山県富山市にある小さなパン屋さん、「粉歩(こぽ)ベーカリー」。すべてに国産小麦を使用し、パン生地に卵は不使用。石垣島のきび糖や富山の麦芽水飴、太白ごま油など身体に負担の少ない材料を使い、小麦の香りと甘みを味わえるのが魅力です。
注文したのは「おまかせパンセットA」。2500~3000円相当のパンがなんと2000円で購入できました!(送料別)注文時には10人ほど待ち人数がいましたが、6日ほどでロスパンが到着。
冷凍状態で届くためすぐに冷凍庫で保管し、食べる時に解凍してトーストします。食べる時の調理方法や賞味期限は、ベーカリーごとに説明書きがあるので安心です。
実際に解凍&トーストしてパンを食べてみると、想像以上に外はカリッ、中はしっとりふわふわ!小麦の味もしっかり感じられて、ロスされてしまうパンとは思えない美味しさでした。
rebake(リベイク)代表・斉藤さんコメント
粉歩ベーカリーさんはスタンダードな、親しみやすい小さめのパンが多いです。味の種類が多く、季節によってどんどん変わります。サイズがちょうどいいのも嬉しい。リベイクでも人気ランキング上位に入る、ずっと大人気のパン屋さんです。
おすすめのパン:野菜を生地に練り込んでいるパン
おすすめロスパン②ネテ製穀(石川県)
「ネテ製穀(せいこく)」は、石川県七尾市にあるパン屋さん。珍しいのは、パンを作るだけでなく、古代小麦を自家栽培しているところ。低温発酵でつくるどっしり、もっちりとしたハードパンと、植物性食材と酵母でつくるヴィーガンマフィンが特徴です。
今回は「ネテのお得にお試しセット」を注文。こちらは注文から3週間弱で届きました。
マフィンはもっちりしていて、自然な甘み。ハードパンは、噛むほどに力強い小麦の味が感じられます。
rebake(リベイク)代表・斉藤さんコメント
ネテ製穀さんは小麦を栽培して、製粉して、こねてパンにしているプロセスがとても魅力的。パンもマフィンもすごく美味しくて、ネテさんにしかない味がします。カタチもとても美しい。綺麗に整形されていて、細部まで絵になるパン。見て楽しんで、食べて楽しんで。最初から最後まで抜かりなくこだわって作っているのが感じられます。
おすすめのパン:大きめのハード系のパン
おすすめロスパン③BoulangerieLafi (ブーランジェリーラフィ)(北海道)
Boulangerie Lafi (ブーランジェリーラフィ)は、北海道富良野市にある小さなパン屋さん。じっくりと長時間発酵させ、一つ一つ丁寧に焼き上げたパンが特徴です。
「お得なおまかせロスpainセット」は、10個前後のパンをたっぷりと味わうことができます。
rebake(リベイク)代表・斉藤さんコメント
ユーザーの方とお話すると「一番おいしかった」という声が多いです。しっとりしていて、いろんなピールが入っている、正統派なハード系のパンが多い。東京にお店を出したら大人気になるようなパンだと思います。
おすすめのパン:「カエデ」
幸せの輪が広がる「ロスパン」のお取り寄せ
ロスパンを実際にお取り寄せしてみると、味や風味も店頭で買うのと変わらない美味しさで感動しました。たくさん届くので「今日は何を食べよう?」と考えるのが毎朝の楽しみに。忙しい朝やちょっと憂うつな朝にも、小さな幸せをもたらしてくれます。
また、自分だけを幸せにするのではなく、パンの作り手を救い、フードロスにも貢献でき、幸せの輪が広がっていくのが「ロスパン」最大の魅力。お得に好きなパン屋さんのロスパンを購入することで、あなたから幸せの輪を広げてみませんか?