小麦の栽培・生産が盛んな関東地方(主に埼玉県から群馬、栃木方面)では、うどんやスパゲッティなど、さまざまな麺文化が独自の進化を遂げ、多くの人を楽しませています。そんな中、最近は「焼きそば」が密かに盛り上がり始めているとか……。そこで今回は関東で人気の焼きそば、昔ながらのものあから新感覚なものまで、厳選して紹介します。
川越太麺焼きそば(埼玉県川越市)
「川越太麺焼きそば」は埼玉県川越市の名物。近年、テレビ取材も多く、川越が新たな焼きそばの聖地として認知され始めています。特徴は、何と言っても極太の麺。定番のトッピング・青のりや紅しょうがの色鮮やかさも食欲をそそります。昭和21年、蓮馨(れんけい)寺の境内で生まれたとされる川越太麺焼きそばは、現在では各店によってオリジナルの焼きそばソースが提供され、多様な味わいが楽しめます。
【ローカル焼きそば情報】
名称:川越太麺焼きそば
販売(一例):まことや
URL:https://koedo.or.jp/products/item_053/
那珂湊焼きそば(茨城県ひたちなか市)
「那珂湊焼きそば」は、茨城県ひたちなか市の那珂湊地区を中心に販売されているご当地焼きそばです。太麺の手延べせいろ蒸し麺を用いているのが特徴で、水や油をかけずに作るため、麺がソースや具材の旨味をよく吸い、ジューシーでもっちりした食感になります。味付けは店ごとに独自のアレンジがあるようで、ソース味はもちろん、醬油ベースの味付けをした「那珂湊焼きそば」もあるんだとか。
【ローカル焼きそば情報】
名称:那珂湊焼きそば
販売(一例):わたなべ製麺所
URL:https://www.watanabe-men.com/item/a026/
太田焼そば(群馬県太田市)
「太田焼きそば」は、群馬県太田市の名物。太い麺と黒いソースが特徴的なB級グルメとして親しまれています。太麺を店ごとに用意する独自ブレンドのソースと組み合わせることで、キャベツの甘みと相まって、焼きそばの深みとうまみを引き出します。お店ごとに唯一無二の焼きそばが味わえます。
【ローカル焼きそば情報】
名称:太田焼そば
販売(一例):上州太田焼そばのれん会
URL:http://www.chobee.jp/ootayakisoba/
青春のトマト焼きそば(山梨県中央市)
山梨県中央市のご当地グルメとして知られている「青春のトマト焼きそば」。トマトの生産が盛んな中央市ならではと言える焼きそばです。詳細なつくり方は店ごとに異なりますが、完熟した中央市産のトマトで作ったミートソースをかけたものが主流。洋風でありながらどこか懐かしい味が特徴で、中央市内の9店舗と甲府市の1店舗で提供されています
【ローカル焼きそば情報】
名称:青春のトマト焼きそば
販売(一例):末広
URL:https://www.pref.yamanashi.jp/shokuhin-st/shokuiku/yamanashinoshoku/seishunnotomatoyakisoba.html
スープ入り焼きそば(栃木県那須塩原市)
「スープ入り焼きそば」は栃木県那須塩原市のご当地グルメで、その歴史は50年以上。ウスターソースで炒めた焼きそばに、野菜を煮込んだ鶏がら醤油スープをかけた麺料理です。見た目はラーメンのようですが、味は焼きそばです。だんだんと焼きそばのソースが醤油味のスープに溶け込み、味が変わっていくので飽きずに完食できます。
【ローカル焼きそば情報】
名称:スープ入り焼きそば
販売(一例):こばや食堂
URL:https://www.siobara.or.jp/gourmet/yakisoba/