この頃、ぼくは名刺交換をするときに、自分から「“さしでがましい”の、さしでです」と言うことがある。これは、名前を覚えていただくためと、場を和ませるため。
井上ひさしさんのエッセイで、戦国の武士たちが、己れの実を世にあらわすために「尤道理之介(もっともどうりのすけ)」など、抱腹絶倒のふざけた名前をよくつけて、その名を戦場で名乗ると敵も味方もどっと笑い転げた(『燕石雑志』)と書かれていたことにもよる。
ユーモア感覚は、時代を超えて大切だ。
この頃、ぼくは名刺交換をするときに、自分から「“さしでがましい”の、さしでです」と言うことがある。これは、名前を覚えていただくためと、場を和ませるため。
井上ひさしさんのエッセイで、戦国の武士たちが、己れの実を世にあらわすために「尤道理之介(もっともどうりのすけ)」など、抱腹絶倒のふざけた名前をよくつけて、その名を戦場で名乗ると敵も味方もどっと笑い転げた(『燕石雑志』)と書かれていたことにもよる。
ユーモア感覚は、時代を超えて大切だ。
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さしで・かずまさ●1969年群馬県高崎市出身。上智大学法学部卒。編集者。2011年より現職の弊誌編集長。行政のプロジェクトの監修・講師と国の委員などを多数務める。著書に『ぼくらは地方で幸せを見つける』(ポプラ社)。
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