1. 心の先史時代
先史時代、つまり文字のない時代の人類の心の発達を、認知考古学を専門とする著者が解き明かします。脳の進化や構造を説明するために聖堂の空間を例示。人間の思考が空間的環境と結びつくという考えがユニークです。
書籍情報
著者:スティーヴン・ミズン著、松浦俊輔訳、牧野美佐緒訳
出版社:青土社
発売日:1998/8/1
2. 自我の起源─愛とエゴイズムの動物社会学
人間が持つ高度な自我は、他者を取り入れることによって獲得されてきたものだという考えが述べられた本です。建築にも自我があるとすれば、著者の考えはこれからの建築にも応用されるべきものだと思わされました。
書籍情報
著者:真木悠介
出版社:岩波書店
発売日:2008/11/14