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栗の里 小布施町で味わう黒酢の酸辣湯麺「中国菜 橙」【長野町中華】

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長野県在住のラーメンライター、たこにわです。ラーメン食べ歩きは40年以上、北は旭川、東は根室、西は長崎、南は石垣島まで訪麺しています。47都道府県制覇しました。僕は、ローカル色があり応援したいお店をみなさんにご紹介していきます。

目次

栗と蔵造りのまち 小布施

今日、ご紹介するのは長野県の小布施町の町中華のお店。
小布施町は、栗の里として有名だ。
さらに蔵造りの街並み、個人宅の庭を自由に見学できる「オープンガーデン」、ワイナリーや日本酒の酒蔵もあるなど、伝統と新しい文化を融合した観光資源が魅力なので、訪れる観光客はどんどん増えている。
国内では、地域活性に成功している事例の一つと言えるだろう。
町中の小道を散歩する

町中の小道を散歩する

町内では珍しい本格中国料理のお店

栗の里なので、栗菓子や地元の信州そばを提供しているお店が多い。
そんな中、地味ながらも気になるお店を発見した。
それが、ご紹介する「中国菜 橙(だいだい)」である。
長野電鉄小布施駅から徒歩5分、小学校の隣にそのお店があった。
 (109766)

お店の中は黒酢の香り

入店前に調べてみたら、黒酢の効いた酸辣湯麺が人気だという。
これは、興味が高まった。
お店の中に入ると、いきなり強い黒酢の香り。
メニューを拝見すると、黒酢を使ったあんかけ焼きそばなど、黒酢にかける自信のほどが伺える。
他にも塩そば、担々麺、炒飯、点心などがある。
メニューが若干限られているのは、むしろ丁寧に作る証かもしれない。
メニューの数が限られているのは丁寧に作る証か

メニューの数が限られているのは丁寧に作る証か

人気の酸辣湯麺を食べてみる

人気の黒酢仕立ての酸辣湯麺(940円)を注文。

出てきたどんぶりを見て、、、
赤い辣油の色に何だか闘争心が湧いてきた!

酸辣湯麺

酸辣湯麺

地元の野菜たっぷり

どんぶりに浮かぶ野菜の数々。
しめじ、ピーマン、もやし、きくらげ、細タケノコ、そこに豚肉が入り、とじ玉子が漂う。
栄養満点の具ばかりだ。
スープはあんかけなのでトロみが効いて熱々、一口飲むと、黒酢の酸味が舌を刺激する。
辣油はそれほど辛くはない。後から辛さが追いかけて来る感じなので、知らない間に体温が上昇している気分になる。
実際にお店を出た時には、程よく汗をかいていた。
このスープ、旨味と野菜の甘みを脇役にして、黒酢が強い自己主張を見せている。
「酸辣湯麺はやっぱりこれくらい強い酸味がないとなあ」と改めて思ったくらいだ。

滑らかな細麺も脇役

麺がスープの中に沈んでいる。
トロみをまとったスープの中からすくい出してみた。
中国料理らしく麺は細麺ストレート。その麺は、あんかけの餡をしっかりと絡ませてくれるので、スープと一緒に食べている感じである。
なので、やっぱり主役はあんかけの黒酢の効いたスープなのだろう。
あんかけなので、最後までスープの温度が冷めないのがいい。
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散策して汗をかいたら酸辣湯麺

「中国菜 橙」は、東京の有名店で修業した店主が約10年前に開業したとのこと。
小布施町内には、和食、洋食、そば店などはあるが、ラーメン店や中華料理店はそれほど多くない。
とすれば、このお店は希少性が高く、地元住民から大いに支持されているのだろう。
実際、少人数グループの宴会にも対応できる部屋やコース料理が用意されている。
歴史はまだ新しいが、地域密着型の町中華になっていると確信した。

小布施町は散策するところ。
どこか懐かしい雰囲気が漂う落ち着いた町であるが、知らない間に結構歩いてしまう。
歩くと当然汗をかく。その後は、このお店で酸辣湯麺を食べて、デザートに栗のスイーツなどはいかがだろうか。

デザート系は食後のデザートで~

デザート系は食後のデザートで~

店舗情報
中国菜 橙
住所:長野県上高井郡小布施町 小布施伊勢町1462
TEL:  026-214-2989
営業時間:11時30分~13時30分, 17時30分~21時30分 火曜定休
文・写真:たこにわ
*店舗情報・メニュー内容は取材時点の内容でございます。

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