余ったそうめんや野菜と和えるだけ!岡山の郷土料理「ままかり」の冷製パスタ

余ったそうめんや野菜と和えるだけ!岡山の郷土料理「ままかり」の冷製パスタ

在宅ワークの昼食は簡単に済ませたくて、ついつい冷凍モノやインスタント食品に頼りがち。栄養面を考えたら手作りがいいのは分かっているのだが、できれば短時間で作ってサッと食べたい。そんな時に、余ったそうめんで手軽に作れて、魚も野菜もたっぷりとれる冷製パスタのレシピを紹介する。

岡山の味「ままかりの酢漬け」を使って作る冷製パスタの簡単レシピ


夏の終わりに食材ストックをチェックしてみると、余っている確率が高いそうめん。しかも一束や二束など半端な量だと、「そうめんとして食べるにはちょっと物足りない」ということがある。
そんな時は、他の食材と和えてパスタ風にいただくのがおすすめだ。今回は、岡山の郷土料理「ままかりの酢漬け」を使って冷製パスタに。もともと味付けがされているので、茹でたそうめんに野菜と合わせて和えるだけの簡単レシピだ。


ままかりの酢漬け
岡山の郷土料理「ままかりの酢漬け」。岡山ではスーパーでも手に入る。

材料(2人分)



  • ままかりの酢漬け 1パック(110g)

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  • そうめん 2束

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  • トマト 1個

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  • 大葉 2枚

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  • めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ4

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  • オリーブオイル 大さじ4


作り方



  1. トマトは乱切りにし、大葉は細切りにする。

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  3. ボウルにトマト、大葉、ままかりの酢漬けを入れて、めんつゆとオリーブオイルを加えて和え、冷蔵庫で冷やす。(冷蔵庫から出したばかりの食材ならそのままでもOK)
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    ままかりの冷製パスタ具材
    切って和えるだけ。具材だけでマリネとして食べてもおいしい。


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  5. そうめんを茹でて、茹であがったら冷水にとり、水を切る。2に加えて和え、器に盛り付けたら完成。


 


ままかり冷製パスタ


ままかりの酢漬けに味付けがされているので、あとは市販のめんつゆとオリーブオイルで味を調えるだけ。ままかりはショウガと唐辛子、昆布が入った甘酢に漬けられていて、さっぱりと食べられる。酸味のあるトマトと香り良い大葉とも相性が良く、暑くて食欲が落ちている日にも食べやすい。
ままかりの一切れが大きすぎる場合は半分に切っても良いが、そのままの方が手間がかからないし食べ応えもあって、見ためのボリューム感も食欲をそそる。



そもそも「ままかり」とは一体何なのか

そもそも「ままかり」とは一体何なのか


岡山県民にとってはおなじみの「ままかり」。初めて聞くと料理の名前だと勘違いしそうだが、実は「サッパ」というニシン科の魚の別称である。10~15cmほどの小ぶりな魚で、初夏と秋から冬にかけてが旬。初夏に獲れるものは骨や皮が柔らかく、秋のものは脂がのっていて、岡山ではスーパーの鮮魚売り場に並ぶこともある。
 


ままかり(サッパ)
瀬戸内海の一部、児島湾でよく獲れる。

ご飯を借りに行くほどおいしい


ちなみに「ままかり」という名前について、「ママ(ご飯)をカリ(借り)に行くほどおいしい」から、その名がついたという話がよく知られている。呼び名の由来にはもう一説あり、脂がのる秋は稲刈りの時期と重なることから、「ママ(稲)を刈る」が転じて「ままかり」と呼ばれるようになったとも言われている。
このユニークで親しみやすい名前は施設や交通などのネーミングにも使われていて、岡山駅西口に建つ「岡山コンベンションセンター」は、愛称を「ママカリフォーラム」という。さらに、岡山と東京を結ぶ「ままかりライナー」という夜行バスも運行。国際会議などで世界中から訪れる人々へ向けて、また岡山ー東京間を往来する人々に、その名を上手くアピールしているのだ。


伝統の味が受け継がれつつ、新たな進化も


ままかりは酢との相性が良いため、岡山県南部では昔から祝い事があると「ままかり寿司」が作られている。また、今回のレシピで使った「ままかりの酢漬け」は、スーパーでもパック売りされているほど庶民に親しまれていて、特に岡山名物「ばらずし」の具材としても欠かせない存在だ。


ままかり寿司
ままかり寿司 写真提供:岡山県観光連盟
ばらずし
ばらずし 写真提供:岡山県観光連盟


こうした伝統的な郷土料理だけでなく、最近ではオイル漬けにしたものや燻製など、加工品のバリエーションも増え、岡山土産としてはもちろん、ネット通販などでも手に入る。味わいを多彩に進化させながら、この先もずっと愛される岡山のソウルフードであり続けてほしい。


 


 

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