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神奈川県で毎年7月に食べられる郷土料理「へらへら団子」とは?

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日本各地には、その地域の歴史や文化とともに受け継がれている郷土料理が存在します。神奈川県の「へらへら団子」もその一つです。一体どんな食べ物なのでしょうか?食べられる地域や特徴、レシピなどを調べてみました。

目次

豊漁や無病息災を願って作られる「へらへら団子」

へらへら団子
平たい形の団子が特徴

「へらへら団子」とは、小麦粉と白玉粉、水を混ぜて練り上げた団子を茹で、餡を絡ませた神奈川県の郷土料理。郷土料理百選にも選ばれています。団子の形が平たいことから、へらへら団子と呼ばれるのだそう。主に沿岸や県央地域で食べられています。

横須賀市佐島では、江戸時代から伝わる伝統料理として親しまれてきました。毎年7月に行われる船祭りの際に豊漁・無病息災を祈願し、へらへら団子が奉納されています。各家庭でも神棚に備えられ、親族で味を楽しむのだそうですよ。また座間市芹沢などでは、農家のおやつとして昔から食べられています。

神奈川県の郷土料理「へらへら団子」を作ってみた!

材料
用意するのはこれだけでOK

調べてみると作り方もカンタンだったので、へらへら団子を作ってみました!レシピはこちら。

《材料》
・小麦粉 100g
・白玉粉 50g
・水   100cc
・あずき缶 1缶(またはこしあん100g)

《作り方》
1.先に白玉粉と水を混ぜた後、小麦粉をふるいにかけて混ぜる。

2.よくこねて丸くまとめたら、手を軽く水で濡らし、1をちぎって平たくつぶして形を整える。

生地
よくこねると綺麗にまとまる

3.沸騰したお湯に団子を入れ、浮いてきたら弱火にして1~2分茹でる。

茹でる
少し経つと団子が浮いてくる

4.茹で上がった団子をざるにあげて水を切る。
5.あずき缶を水を少し加えて火にかけ、団子と絡ませて完成!

完成
出来上がり

今回はあずき缶を使って手軽に作ってみましたが、素朴な懐かしい味で美味しかったです!平たい形の団子は食べやすく、おやつにぴったり。出来立ての温かいへらへら団子も美味しいですが、冷蔵庫で冷やしてから食べても美味しいですよ。

素朴な甘さと平たい形が特徴の「へらへら団子」

団子
神奈川県の郷土料理「へらへら団子」

郷土料理を調べてみると、その地域の歴史や文化を知ったり、ちょっと珍しい料理を知るきっかけになったりします。今回ご紹介した神奈川県の郷土料理「へらへら団子」もぜひ覚えておいてくださいね。自宅でも簡単に作れるので、おやつとして作ってみるのもおすすめです。

文・写真:さいとうえみり

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