もうひとつの神戸

もうひとつの神戸 自然豊かな里山をめぐり豊かな恵と出会う

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2021.11.22

おしゃれな港町のイメージが強い神戸。実は中心部から車や電車で30分ほどで、緑美しい里山や茅葺き屋根の農家が点在する風景に出会えるのも魅力です。そして「自然環境を守りながら、訪れる人に里山ならではの体験を提供したい」――こうした取り組みが、今、広まっているのです。この地域を自転車で見て回る「神戸農村サイクリングモニターツアー」も開催されていて、〈もうひとつの神戸〉として注目を集め出したエリア。さあ、でかけてみましょう!

神戸里山MAP

神出山田自転車道 - ファミリーでも気軽に楽しめるサイクリング体験

神出山田自転車道にあるBE KOBEモニュメント
神出山田自転車道にあるBE KOBEモニュメント

 神戸里山地区の西側・西区神出町と、東側・北区山田町を結ぶ19.3キロの自転車道。30年以上前に開通した、まさに時代を先取りした歴史あるサイクリング道で、2019年により走りやすいようにと全面リニューアル。コースの大部分が自転車・歩行者専用道で、風光明媚で気持ちよくサイクリングが楽しめます。特につくはら湖沿いにある「BE KOBEモニュメント」や「つくはら湖展望台」は眺めのいいポイントなので、ぜひ訪れてみたい場所です。

 年に数回、期間限定ですが、コース上4ヵ所(つくはらサイクリングターミナル、谷上駅前駐輪場、栄駅駐輪場、兵庫楽農生活センター)でレンタサイクルが可能です。里山地区すべてをサイクリングするのはちょっとハード、というファミリーやサイクリング初心者は、ぜひレンタサイクルにトライしてみましょう。

神出山田自転車道
https://www.city.kobe.lg.jp/a83166/20200720_kandeyamadabicycleroad.html

神戸咲く咲くHarmony - 規格外の野菜や果物をヘルシーなチップスに

神戸咲く咲くハーモニーの鯛かおる さん
神戸咲く咲くハーモニーの鯛かおる さん

 規格外の大きさ、キズがある……そうした理由で流通に乗らなかった地元の野菜や果物を、真空フライという技術を使い、ヘルシーで味わい深いチップスにして販売しています(果物などは地元以外の規格外品も使用)。
 社長の鯛かおるさんが「廃棄される規格外の農産物をチップスにして商品化できれば、廃棄物を削減できるし農家の人の生活も潤う」と考えたことがきっかけで開発されたもの。もともと油濾過装置、真空フライヤーの機械メーカーであったことでその技術をフル活用して、生まれました。

神戸咲く咲くHarmony商品
季節の果実をチップスにした「フルーツミックスチップス」(左)と、給食用で規格外となったジャガイモとにんじんをチップスにした「給食野菜チップス」(右)

「学校給食でさえ、加工できる野菜に大きさの規格があり、廃棄される野菜が出てしまい、もったいない」――こうした鯛さんの思いから、神戸市の給食用に大切に育てられたものの規格外となったジャガイモやにんじんを真空フライチップスにして「給食野菜チップス」として商品化。2017年に農林水産省のフード・アクション・ニッポン・アワードを受賞しています。

 鯛さんは、かつてアフリカの飢餓問題などがメディアで大きく取り上げられていた頃に、規格外農産物はお金をかけて商品化するよりも捨てた方が安いという話を聞き、「はたしてそれでいいのか」と思い悩んでいたそうです。油濾過装置、真空フライの技術を持つ今の会社の社長に就任した際、真空フライの技術はあまり見向きもされていなかったそうですが、エコやリサイクル、SDGsなどの気運の高まりで、やっと世の中がその価値に気づいてくれたと喜んでいます。

 神戸咲く咲くHarmonyの周りは田園や畑が広がっており、目の前には自社の温室もあります。温室内ではサイクリングで訪れた人などにプチトマト摘みを楽しんでもらったり、バナナやパイナップルなど南国の果物がどのようになっているかを見てもらったりできるようにもなっています。

 神戸の里山で美味しいチップスを食べ、新鮮な空気を吸いながら、少しでも農家の方の努力や大変さを感じてもらえたら、そして何より楽しんでもらえたら――それが鯛さんの願いです。

神戸咲く咲くHarmony
https://www.kobe3939.jp/

トマト摘みも体験できる
トマト摘みも体験できる

神戸ワイナリー - 神戸の土壌が生み出すワインに舌鼓

神戸ワイナリー
丘陵地帯にある神戸ワイナリー

 神戸市西区の緩やかな丘に建つ神戸ワイナリー。敷地内と神戸市内の契約農家を合わせ約40ヘクタール(甲子園球場約11個分)もの広さのブドウ畑を持っており、赤ワイン用のカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、白ワイン用のシャルドネ、リースリング、信濃リースリングが栽培されています。実は2019年のG20大阪サミットの際、首脳夕食会で振る舞われた唯一の赤ワインは、同ワイナリー自慢のベネディクシオン・ルージュ2016であったほど高品質。

神戸ワイナリーの川崎さん
神戸ワイナリーの川崎さん

 ワイン造りの工程を見学したり、ワインショップで試飲やワイナリーならではのおみやげを探したり……。サイクリング途中やドライブで立ち寄っているときにはワイン用ブドウから作ったブドウジュースを飲んでみるのもおすすめです。またブドウ畑を望むワイナリーカフェがあって、サイクリング途中のランチにも最適。

 現在ワイナリー全体の大規模リニューアルに向けて、神戸市が再整備計画を取りまとめているとのこと。都市と農村が近接した立地と県内有数の農業生産を活かし、この場所が神戸の食と農をテーマにした「新たな食文化の創造拠点」になるように取り組みを進めています。

神戸ワイナリー
https://kobewinery.or.jp/

六甲のめぐみ(JA兵庫六甲)-神戸里山の新鮮な農産物が大集合

六甲のめぐみ
店内には地産の農産物がぎっしり

 神戸ワイナリーの隣りにあるJAの農産物直売所。六甲山系の澄んだ水と空気、そして温暖な瀬戸内気候が、全国屈指の農産物を育んでいます。全国のJA直売所の中でトップ10に入るほどの売上を誇り、館内には地元の人から観光客まで大勢の人たちが新鮮な野菜を求めてやってきています。

六甲のめぐみ(JA兵庫六甲)
https://www.jarokko.or.jp/food/fmarket_store/megumi.html

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