今回の紹介アイテム
火にかけて調理後、そのまま持ち手を取って食卓でお皿としても使える、かわいいフライパン。
製造販売をしているのは、1951年に創業した大阪府八尾市の町工場『藤田金属』だ。同社の専務取締役・藤田盛一郎さんはこう話す。「これまで金属を使ったさまざまな日用品をつくってきましたが、デザインのプロの方にプロダクトデザインを依頼したことはなかったんです。でも、東京のデザイン事務所『TENT』さんと出合い、知人からもその仕事ぶりを聞いていたので、僕から依頼しました」。
藤田さんから希望したのは一つだけ。鉄フライパンの持ち手が着脱できるものがあまりなかったことから、それをつくりたいと伝えた。「数か月後に1つ目の試作品が出来上がってきたら、なんとお皿になるものだったので、驚きました。『TENT』さんのセンスに脱帽し、これで決定だと(笑)」。2019年1月の発売以来、SNSを中心に広まり、人気を集めている。
\ここがオススメ/
持ち手は木部の上下を軽くスライドするだけで着脱できる。その開発に1年以上かかったそう。金属部は『藤田金属』でつくっている。
持ち手の着脱が可能でお皿にもなる鉄フライパン。調理時はフライパンの外周の縁に持ち手を取り付ける。本体の厚みが1.6ミリあり、しっかり焼くことができる本格派。持ち手は明るい色のビーチと濃い色のウォルナットの2種。公式オンラインショップのほか、『渋谷ロフト』、『銀座ロフト』、大阪の『東急ハンズ江坂店』などで販売中。●6480円〜/Sサイズ、7560円〜/Mサイズ(藤田金属 https://jiu10.com)