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特集 | 地域×JR西日本の「地域共生」のカタチ。

竹原駅前と駅前商店街を、ゆったりと歩ける居心地のいい場所に。【地域×JR西日本の「地域共生」のカタチ。[第9回 広島県編]】

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広島県竹原市の玄関口のひとつ、JR竹原駅とそこから続く商店街エリアを、人が歩きやすく、しかも居心地のいい場所にしようという取り組みが進んでいます。

2020年から始まったこの取り組みには、竹原市役所や商店街の人以外にもさまざまな人たちが関わっており、2021年からは『西日本旅客鉄道 中国統括本部 広島支社』(以下、JR西日本広島支社)もその輪に加わりました。

目次

駅前ににぎわいが生まれた!

2023年10月21日土曜日。竹原駅前商店街では、車道の一部を通行止めにして歩行者に開放する年に1回のイベント「Smile Park(スマイルパーク)」が行われ、大勢の人々が訪れました。同時に竹原駅前にあるトイレのリニューアルワークショップも実施され、駅前は活気に満ちていました。この姿は、数年前から行われてきた竹原駅周辺のまちづくりの成果です。

広島県中部、瀬戸内海に面した竹原市。古くから港町として栄え、竹原駅から北に徒歩16分ほどのところにある「竹原市竹原地区伝統的建造物群保存地区」(以下、町並み保存地区)には江戸時代後期には製塩業や酒造業で繁栄した頃の屋敷や寺社が残り、「安芸の小京都」と呼ばれています。しかし、車の普及などで竹原駅前商店街を歩く人が少なくなっていました。

「多くの人が行き交う、本来の駅前の姿を取り戻したい。そのために実効性のあるビジョンをつくろうと、2020年に商店街や観光協会、地元企業などと一緒に勉強会を開催しました」と話すのは竹原市役所 建設部都市整備課 都市計画係係長の伊藤大輔さん。竹原駅前の活性化に携わってきました。

左/江戸時代にタイプスリップしたような雰囲気を味わえる「町並み保存地区」。右/同地区にある西方寺本堂横の高台にある普明閣からは竹原市が一望できます。
竹原市役所の伊藤大輔さん(左)と、まちづくり会社『いいね竹原』代表取締役・福本博之さん。二人は小学校の同級生。まちづくりを進める伊藤さんにとって、福本さんは腹を割って議論ができる相手のひとりです。福本さんも「伊藤くんが、まちづくりを自分ごととして取り組んでいるから協力しないわけにはいきません」と言います。

アドバイザーとして勉強会に参加した、建築や都市デザインを研究する山口大学 大学院創成科学研究科・工学系学域感性デザイン分野建築学専攻准教授の宋俊煥(ソン・ジュンファン)さんは、「駅前がとてもきれいで、歩ける範囲に道の駅や町並み保存地区などの観光拠点があります。さらに商店街をよくしたいというプレイヤーがたくさんおられた。変わる可能性を感じました」と初めてまちに訪れた時の印象を語っています。

勉強会でまちの未来の姿を議論しながら、世界的なムーブメントである「Park(ing)Day」を開催(アメリカ西海岸発祥で、9月の第3金曜日に駐車場や車の通行を止めた道路を、人のための空間に変えるイベント。世界各地でいっせいに実施されています)。当日、たくさんの子どもたちが集まり、駅前がにぎやかになる風景を見て「この姿が日常になれば」と勉強会のメンバーの多くが感じました。

未活用の地域資源を使った商品開発などを行うまちづくり会社『いいね竹原』代表取締役・福本博之さんもその一人。「駅前商店街は40年くらい前にできています。車道が蛇行しているのは、車がスピードを出し過ぎないようにするため。当時から歩く人のことを考えた設計だったのでしょう。『Park(ing)Day』ではそんな商店街の中心にある道路が遊び場となり、みんな安心して楽しんでいました」

10月21日に行われた「Smile Park」の会場。車道を通行止めにして人工芝を敷き、遊具などを設置して、訪れた人がくつろげる空間をつくりました。隣接する場所には軽食を提供するキッチンカーも出ました。
勉強会のメンバーの一人、山口大学の准教授の宋さん(左)。宋さんが加わったことで、山口大学の学生も竹原市のまちづくりに継続的に参加しています。右は2022年から関わっている『良品計画 無印良品広島アルパーク』の羽野ゆみさん。ワークショップでは、「大学生や高校生などが若い世代が意見を言いやすい雰囲気づくり」を大切にしたと言います。

『竹原駅前商店街振興組合』理事長で、駅前商店街で文房具店を営む今市恵誉(いまいち・しげたか)さんは当初、勉強会には大きな期待はしていませんでした。「商店街の若手が参加していましたが、よくある行政主導の勉強会だと思っていました。が、『Park(ing)Day』を実施し、その後もいろいろな取り組みを継続的に行っていて、その姿を見るうちに考えが変わり、今では期待しています」

勉強会での議論と「Park(ing)Day」の実施を経て、2021年2月、市は「竹原駅前エリアウォーカブルビジョン」を策定しました。キャッチフレーズは「居心地が良く歩きたくなる『ウォーカブル』なまちづくり」。駅前商店街を公園のような空間にし、誰でも気軽に集まれる場所にするという明確な目的を掲げました。

『竹原駅前商店街振興組合』理事長の今市さん。竹原駅前商店街には、竹原市を舞台に女子高生の日常生活を描いアニメ「たまゆら」に登場するキャラクター・ももねこ様の石像があります。「アニメに登場する竹原の風景巡りと合わせて、多くのファンが商店街を訪れてくださっていてうれしい限りです」

竹原駅前の活性化にJR西日本も参加

2022年には、この動きにJR西日本が加わり、ウォーカブルビジョンの勉強会と竹原高校、山口大学、広島大学が参加して、「竹原駅前エリアデザインプロジェクト(以下、駅前プロジェクト)」が始まっています。「ウォーカブルビジョンを実効性のあるものにするためには、竹原駅の参加は欠かせないと思い、声をかけました」と伊藤さん。

「どんな駅や駅前を目指すのかを考える中で、宮崎県にあるJR日南駅がワークショップを通して地域の方々の声を集めてリニューアルにつなげたことを知りました。竹原でもこういう参加型の駅づくりができないかと考え、駅のあり方を考えるワークショップを含めた駅前プロジェクトを提案しました」とJR西日本広島支社 地域プロデューサーの村田悠企(むらた・ゆうき)さん。ただ、駅前プロジェクトにはワークショップのファシリテート経験者がいません。そこで声をかけたのが、日南駅のワークショップで企画立案から実施を協力した『良品計画』でした。

JR西日本広島支社の村田悠企さん(左)と、同支社で地域創生スペシャリストとして活動する内藤真也さん(右)。竹原駅前プロジェクトは村田さんが中心になり、内藤さんはサポート的な立ち位置ですが、二人とも竹原駅前のまちづくりに手応えを感じています。
バスやタクシーのロータリーになっているJR竹原駅前。今はまだ閑散とした印象は否めませんが、駅もまちづくりに協力することで駅前の活性化が期待できます。

良品計画は国内外に『無印良品』の店舗を展開し、地域再生事業にも意欲的に取り組んでいる企業。

「良品計画は「人と自然とモノの望ましい関係と心豊かな人間社会」を考えた商品、サービス、店舗、活動を通じて「感じ良い暮らしと社会」の実現に貢献するという大きな理念があります。今回のきっかけは竹原駅と駅前エリアブランディングプロジェクトのワークショップでしたが、竹原市のまちづくり構想においても継続的に関わっていきたいと思っています。」と『良品計画 無印良品広島アルパーク』の羽野ゆみさんは語ります。

竹原駅を”まち”を楽しむ駅に

こうして10月から12月にかけて計3回行われた「竹原駅及び竹原駅前エリアデザインワークショップ」。2回目と3回目では、まちづくりに興味のある二人の学生が発表しました。一人は、2021年から竹原に関わり、「Smile Park」を手伝い、2023年に商店街に設置されることになるストリートファニチャーのデザインに関わった、山口大学の4年生(当時)の森崎加鈴さん。イタリアのバール文化について紹介しました。

「イタリア・ベネチアには、ちょっと立ち寄ってパッとエスプレッソを飲むバールがあちこちにあり、みんな自分のお気に入りの店を『Mio(ミオ=私の)Bar(バール)』と呼んでいます。まちの窓口的な存在でもあり、ここに行けばまちのことがわかる。そんな場が竹原駅前にあれば、よりウォーカブルで、滞在できるまちになるのでは、という話をしました」

宋さんのゼミの学生として竹原に関わってきた森崎加鈴さん。座っているのは、自らが設計した「あいふるストリートファニチャー」。「まちに滞在しやすいように、お店の前にちょっと休憩できるスペースがあれば、という発想でデザインしました。テーブルの脚は、竹と塩田で使われていた枝条架をイメージしています」。この作品は、2023年のグッドデザイン賞を受賞しました。

呉高等専門学校のプロジェクトデザイン工学専攻科建築系の2学年、喜田雅生(きだ・まさき)さんは、卒業設計で進めていた竹原駅前商店街の活性化について話しました。

「50以上ある空き店舗をパン屋やカフェ、コワーキングスペースなどに活用する案でしたが、活性化とは空き店舗に店がただ入ることではなく、まち全体を見て、商店街にヒト、モノ、コト、カネをつくること、特に『ヒト』が大切だと、宋先生を初めワークショップに参加した方々から意見をいただきました」

二人の話を受けて出た「駅前に人が集まるバールのような場所があるといいね」「訪れた人がそれぞれに楽しめる場所がほしい」などの意見を羽野さんらがまとめ、生まれたキャッチコピーが「わたしの”まち”を楽しむ駅」。まちには「街」と「待ち」の両方の意味が込められています。

竹原市のまちづくりの特徴は、議論だけで終わらないところ。2023年2月5日には、ワークショップで出た案を小さく実行する実証実験「たけはら”まち”あいマルシェ」を開催し、竹原駅前に地域の産品を販売するブースやキッチンカー、無印良品の移動販売車が出ました。参加者に竹原市の見どころ、おもしろいスポットなどを地図上に付箋を貼ってもらう「たけはら to GO」や、駅前の空き店舗を活用し、バールにヒントを得た模擬カフェもオープン。駅前の雰囲気がガラリと変わり、賑やかで明るくなりました。

「竹原駅の協力で駅前のスペースを利用できました。マルシェの開催で、ウォーカブルビジョンが目指す形を見せることができたと思います」と宋さんは、竹原駅が参加した効果の大きさを指摘します。

左/呉高等専門学校の喜田雅生さん。2020年度から竹原のまちづくりに関わってきました。「建築だけでなく、街の活性化に携わりたい」と将来を思い描いています。右/「Smile Park」で、休憩スペースを運営した山口大学の学生たち。上段左から中川陽香(なかがわ・はるか)さん、向山日菜子(むこうやま・ひなこ)さん。下段左から末田光(すえだ・ひかる)さん、向敷桃花(むかいしき・ももか)さん、前田淳輔(まえだ・じゅんすけ)さん。前田さんによれば、この場所のコンセプトは「(まちを流れる)川を楽しむ」。「市役所の伊藤さんからまちを流れる本川の魅力をアピールしたい、とリクエストがあったので、使用済みのパレットを使って階段状の座席を組んで、川が眺められるようにしました」と説明します。

コミュニティカフェのオープンと竹原駅トイレのリニューアル

マルシェが日常になれば、駅前がふたたび活性化する可能性はあります。

「カフェに人が集まっていたので、常設の場所にしてほしいという意見が出ました。また、ワークショップでは駅のトイレが老朽化してあまりきれいではなく、使いにくい、という意見が多かったんです。そこで2023年度はコミュニティカフェ『Mio Cafe TAKEHARA』のオープンと、トイレのリニューアルを行うことになりました」と、村田さんと共に駅前プロジェクトに関わるJR西日本 広島支社の地域共創スペシャリスト・内藤真也さんは説明します。

そんな思いを受け2023年10月にオープンしたカフェ『Mio Cafe TAKEHARA』は、社会福祉法人『的場会』が運営しています。的場会の向田時典(むかいだ・ときのり)さんは「たけはら”まち”あいマルシェ」の模擬カフェを実施し、具体的なイメージを描けました。

「介護事業を行う中で、高齢者と若い世代が交流できる地域の拠点や高齢者の相談窓口が商店街にあればいいと考えていました。的場会の事業としてだけでなく、一緒にまちづくりに取り組むつもりでカフェの運営を決めました」

『Mio Cafe TAKEHARA』を運営する『的場会』の向田時典さん。「内装やロゴデザインの作成では、『良品計画』の方々に協力していただきました。少しずつ町の人にも認知されてきて、ここのスペースを使いたい、という声もいただくようになっています」。
上左/『Mio Cafe TAKEHARA』の店内。奥のカウンターには、松本煉瓦のレンガを利用しています。上右/店内の「たけはら to GO」のパネルには、おすすめスポットに付箋が貼られています。下左/カフェの人気メニュー、ジェラート。搾りたてミルク、抹茶、ショコラなど複数の味が用意されています。下右/駅前にあった空き店舗をリノベーションしてオープンしました。

「竹原駅トイレ魅力向上プロジェクト」はJR西日本が主導しました。村田さんらは単なるトイレの改修に終わらず、地域の人に愛着を持って利用してもらうために、羽野さんの協力を得てワークショップ形式で整備の過程を地域の方々と共有したいと考えました。このプロジェクトの中心となり、デザインなどを行ったのは、JR西日本 中国統括本部 広島建築区で、普段は社内の施設の整備を行っている大亀萌さんです。

「当初、トイレの外壁に県産材の木製の板を貼ろうと思っていたのですが、地域の方々と意見交換する中で、地元の『松本煉瓦』の煉瓦を使ってはどうかというアイデアが出て、やってみたいと思い、松本煉瓦さんを紹介してもらいました」

9月23日(土)のワークショップでは、地域の子どもたちが松本煉瓦の工場を訪れ、煉瓦タイルを作成。10月21日(土)は、1回目に参加した子どもたちや竹原中学校の生徒、駅前プロジェクトのメンバーらが集まり、タイルを貼りました。

参加者からは「トイレが見違えた」「思い出に残るトイレになった」「松本煉瓦についてもっと知りたいと思った」という声が聞かれた。村田さんも「印象がガラリと変わりました。煉瓦という素材がとても存在感を醸し出しています」と笑顔を見せました。

9月23日のワークショップで、焼く前の煉瓦にアルファベットのスタンプで、作った人の名前などを入れました。10月21日には、煉瓦タイルが焼き上がってきていました。
上左/2023年9月に開催した煉瓦タイルの制作ワークショップに参加していた子どもたちが、自分でつくった煉瓦タイルを貼る姿も。上右/「Smail Park」に参加していた竹原中学校の生徒たちも、煉瓦タイル貼りに協力しました。下左/桑崎伸彦駅長も煉瓦タイル貼りに参加。下右/前列の右から3番目がJR西日本 中国統括本部 広島建築区の大亀萌さん。当日は、松本煉瓦の松本真明(まつもと・まさあき)さん(後列の右から2番目)も見学に来ていました。「煉瓦タイルの制作と施工のワークショップと聞いて、最初は『手間がかかるな』という思いも確かにありました。しかし、子ども達と一緒に作っていくうちに楽しくなってきました。『Mio Cafe TAKEHARA』でも弊社の煉瓦タイルを使っていただいています。こういう場所が増え、煉瓦がまちの名物の一つになればいいなと考えるようになりました」。
煉瓦タイル貼りのワークショップ(後半)に参加した方々。壁面が完成して、みんないい笑顔を見せています。

「自分の力でまちは変えられる」という自信を育てる

内藤さんは、「ワークショップで出た意見が、実現したことに意味がある」と言います。「市民としてまちづくりに関わっている、との実感が得られます。カフェのオープンやトイレの改修は小さなことかもしれませんが、そうした実感を積み重ねていくとがまちを変えることができる、という自信につながります」

三原管理駅 管理駅長で、竹原駅の管理も行っている桑崎伸彦(くわさき・のぶひこ)駅長も煉瓦貼りに参加しました。「6月に異動してきたばかりですが、この短期間でも竹原駅前の賑わいを感じています。今回のトイレリニューアルは、JR西日本だけではできなかったこと。今後も地域活性化のお手伝いをしたいですし、駅舎も利用してほしい。竹原の活発な動きが、三原や呉、東広島など呉線の拠点駅にも広がり、沿線で地域が盛り上がればいいと感じています」

竹原市市役所の伊藤さんは、「民間、行政などの肩書に縛られず、多くのプレイヤーが対等な立場で話ができるところが竹原のよさ。『Mio Cafe TAKEHARA』のようなまち歩きのポイントを増やし、点が面に広がっていくようにこれからも取り組んでいきたいです」とこれからの竹原のまちづくりに思いを寄せます。

内藤さんも、マルシェやSmile Parkのにぎわいが日常になってほしいと感じています。

「企画する人、参加する人、訪れる人、みんなが楽しく笑っているでしょう? こういう風景を見れば『居心地が良さそう』『暮らしてみたい』と思う人も出てくると思います。子どもの頃にワクワクして秘密基地をつくったような感覚でまちづくりができれば楽しいと思いませんか?」

竹原駅前と駅前商店街の活性化は、自分たちにできるところから着実に、継続的に進んでいます。

駅前と駅前商店街がにぎわった1日もそろそろ終わりです。こうした日が特別なものではなく、当たり前になる。そんな日は近いのかもしれません。

竹原市 今榮敏彦市長からのメッセージ

竹原市長の今榮敏彦です。このたびは、竹原駅前エリアの取組について、掲載いただき誠にありがとうございます。本エリアでのウォーカブルなまちづくりは2020年から始まりました。地域の方と行政の勉強会、ビジョンづくり、社会実験、まちの清掃活動など、自らができる小さな取組からはじまり、今では、JR西日本様をはじめ、多くの事業者からご支援をいただく取組へと成長し、市民にとっても、大きな励みとなっています。
ウォーカブルなまちづくりは、まだまだ道半ばでありますので、引き続き、官民連携の取組を進めていくとともに、地元自治体としてしっかり汗をかいていきたいと思いますので、引き続き、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

魅力的で持続可能な地域づくりを。JR西日本が取り組んでいる、地域との共生とは?

JR西日本グループでは、2010年頃から「地域との共生」を経営ビジョンの一角に掲げ、西日本エリア各地で、地域ブランドの磨き上げ、観光や地域ビジネスでの活性化、その他地域が元気になるプロジェクトに、自治体や地域のみなさんと一緒に日々取り組んでいます。そんな地域とJR西日本の二人三脚での「地域共生」の歩みをクローズアップしていきます。

【第8回 兵庫県編】はこちらから。
今までに公開した【地域×JR西日本の「地域共生」のカタチ】の一覧はこちら
ぜひ他の地域の事例も読んでみてくださいね!

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photographs by Yuta Togo
text by Reiko Hisashima

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