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秋は、温泉情緒と石段の風情を楽しみに伊香保温泉へ【群馬県渋川市】

Nico

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群馬県の伊香保温泉は首都圏からのアクセスが良く、観光客にも人気のエリアです。2種類の源泉があり、日帰り温泉や温泉旅館など宿泊施設も充実しています。また伊香保といえば「石段街」、ここでしかみられない風景の中、グルメと一緒に街歩きも楽しめます。ここでは、伊香保温泉の歴史から名所・観光スポットそして、石段街の魅力をご紹介します。

目次

榛名山の麓にある伊香保温泉は歴史あふれる名湯

車でもバスでも手軽にアクセスできる

観光客で賑わう伊香保温泉石段街。

上毛三山の一つ榛名山北東側、標高700mの地に位置する群馬を代表する温泉地です。首都圏からのアクセスも良好で、車では関越自動車道練馬ICから1時間半程。また、バスタ新宿からは「上州ゆめぐり号」や東京駅八重洲通りからは「四万温泉号」と直通バスが運行しているので、手軽に訪れることができます。

渋川伊香保温泉観光協会:アクセスについて

榛名山の噴火により誕生した伊香保温泉

伊香保温泉の始まりは榛名山の二ッ岳の噴火がきっかけで、今から1900年ほど前にはその存在が確認されていたといわれています。

伊香保のシンボル「伊香保温泉石段街」は、1576年に作られたといわれる江戸時代になると、子宝の湯や婦人湯と呼ばれるようになり、保養所や湯治場として庶民や歌人などが旅で訪れるようになり、その名を世の中に知らしめました。

伊香保温泉観光案内図。

現在では年間を通じてたくさんの人が訪れる温泉観光地として人気を誇っています。

温泉医学の発祥の地は文人にも愛される

伊香保温泉は、国内にある温泉地の中で最初に日本温泉医学の父「ベルツ博士」に温泉治療の指導を受けました。またこれを「日本抗戦論」として発表したため、日本温泉医学の原典として伊香保温泉が世界的にも脚光を浴びました。

この功績を讃え、伊香保温泉の最上部にベルツ博士の胸像が安置されています。

「ベルツ博士」の胸像。

また明治に入ると御用邸が作られ、政界の要人や文学者、外国人などが訪れるようになりました。明治の文豪として知られる「徳冨蘆花」は伊香保温泉に魅了され、伊香保温泉をモチーフに代表作品不如帰を執筆したこともあり、一躍全国にその名を知らしめることとなりました。「徳冨蘆花記念文学館」では、伊香保を愛した徳冨蘆花の生い立ちから作品などが展示されています。

伊香保の源泉を楽しもう

2種類ある源泉と効能

源泉は2種類あり、古くから親しまれてきた「黄金(こがね)の湯」は、源泉の中に鉄分が多いため、空気に触れると茶褐色になるためこの名前がつけられました。身体を芯から温め、血行を促進してくれるので、子宝の湯ともいわれています。

のちに発見された無色透明の「白銀(しろがね)の湯」は湯量が豊富で、疲労回復や健康促進に良いとされています。

宿泊、日帰り施設、足湯施設も充実

160万人もの観光客が訪れる伊香保温泉には、宿泊できる温泉施設が70件近くもあり、施設によって使っている源泉が異なります。

横手館、金太夫、岸権旅館、石坂旅館などでは黄金の湯を。奥伊香保 旅邸 諧暢楼や景風流の宿かのうや、和心の宿 大森などでは白銀の湯を。また福一や大江戸温泉物語 伊香保などはどちらのお湯も楽しめます。

伊香保温泉の宿泊施設と使用している源泉は観光協会のウェブサイトでご確認くださいね。

渋川伊香保温泉観光協会:宿泊施設について

また、伊香保温泉には「石段の湯」や「伊香保温泉露天風呂」といった日帰り入浴施設や、石段街の中腹には足湯もあり、散策で遊び疲れた体を癒してくれますよ。

石段街にある「石段の湯」。

伊香保温泉 石段の湯

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