子どもから大人まで幅広い年代に愛されるチーズ。パスタにかけたり、スイーツにしたりと、様々な味わい方ができる万能な食材です。今回はチーズ消費量ナンバー1の都道府県と、その理由を調査してみました!
チーズ消費量1位の都道府県は?
総務省の家計調査によると、チーズ消費量1位の都道府県は…
神奈川県!
もしかしたら、意外に感じる人もいるかもしれません。一体なぜ神奈川県がチーズの消費量トップなのでしょうか?調べてみると、横浜の文化や地域性などが関係していそうなことが分かりました。
洋食文化の玄関口だった横浜
神奈川でチーズ消費量が多い理由として、西洋文化を取り入れてきたことが挙げられます。神奈川県は、古くから横浜港を通じて異国文化を取り入れてきました。今でも異国情緒の漂う場所もあり、西洋文化が生活の中に溶け込んでいます。
洋食文化も同様で、チーズに限らず、パスタ・スパゲティ、紅茶やジャム、ワインなどの消費量や消費金額を見ても、神奈川県は上位にランクインしています。このように洋食文化が親しまれてきたことや、パスタやワインとチーズの相性も良いことなどから、チーズの消費量も高くなっているのかもしれません。
チーズの工場や倉庫、専門店も多い
また、横浜税関によると横浜港のチーズの輸入数量・輸入金額は、39年連続で全国トップ。全国のチーズ輸入の約40%を占めており、神奈川県内にはチーズを保管するための冷蔵倉庫や工場も多く存在しているのです。
森永乳業のグループ会社でチーズ製品の製造を行っている「エムケーチーズ」や、輸入チーズ加工業の「ユニオンチーズ」の工場、乳製品全般の製造・販売を行っている「タカナシ乳業」の本社も神奈川県内にあります。
また「タカナシ乳業」は、横浜市みなとみらいエリアに「タカナシミルクレストラン」を開店。フレッシュチーズやクリームを主役にしたチーズたっぷりのメニューが人気です。他にも、絶品チーズ料理を味わえる「横浜チーズカフェ」やチーズテリーヌ専門店「h.u.g-flower YOKOHAMA(ハグフラワーヨコハマ)など、魅力的なチーズ専門店が多いことも、チーズ消費量UPにつながっているのかもしれませんね。
神奈川県民のチーズ愛
調べてみると、神奈川県民にとってチーズは古くから愛されてきたソウルフードであることが分かりました。新しいチーズ専門店も増え、様々なチーズ料理やスイーツを味わえそうですね。神奈川に遊びに来た際は、チーズを使ったメニューや西洋文化が溶け込んだ街並みを楽しんでみてください。