佛教大学 保健医療技術学部作業療法学科 赤松智子教授が、独自のピクトグラム(図記号)を使用して、京都の名所・旧跡のバリアフリー設備やユニバーサルデザインを視覚化し、傾斜や段差などの路面状況等をわかりやすく伝える地図を作成しました。
目次
バリアフリーを地図でも実現
誰に対してもやさしい京都の地図(ソトコトオンライン編集部)
赤松教授は、作業療法士として臨床現場でリハビリテーションに関わってきた経験を踏まえ、神経筋疾患の方の生活や人生の質(Quality of Life;QOL)を維持・向上する新たなリハビリテーションについて研究されています。
パーキンソン病のリハビリテーションの一環として京都の名所・旧跡を訪問する「ウェルネスツーリズム」を企画し、観光を通じて身体やこころの健康につなげる活動を推進しようと、5年ほど前から訪問先となる名所や寺社の状況が把握できる地図を作成。
地図では、階段や坂道・スロープについては、蹴上の高さや傾斜角度を≪低い・緩やか、標準・中程度、高い・急斜面≫の3段階で分類、また、コース別に身体活動量を ≪軽い、汗ばむ、汗をかく≫に3段階で分類し、さらに、目で見て楽しめる桜や紅葉、鳥のさえずりがよく聞こえる場所、お香や植物の香りがする場所などの環境要素も図示し、五感で楽しめるように工夫されています。
この情報のまとめ
・佛教大学 赤松教授が作成した地図
・リハビリの一環としてのウェルネスツーリズム
・作成された地図は「ウェルビーイング活動・京都」で紹介されている
・リハビリの一環としてのウェルネスツーリズム
・作成された地図は「ウェルビーイング活動・京都」で紹介されている