株式会社Stapleの子会社である株式会社しおまち企画は、しおまち商店街を活性化するプロジェクトとして、店舗と住宅兼宿泊が一体化した建築ユニット「ショップハウス」の開発を始動しました。
しおまち企画について
そのワークショップでの議論から生まれたのが、2021年4月瀬戸田港の目の前に開業した「SOIL Setoda」です。「街のリビングルーム」というコンセプトを掲げ、日々国内外の観光客や地域住人の方々をお迎えしています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000070170.html
なぜやるのか
こういった状況には、設備の老朽化に伴う空き家再活用の難化や、空き店舗の第三者への貸出が進まないといった課題が起因しています。さらには、移住者増加に伴う住宅供給不足など、近年新たな課題も現れています。しおまち企画が参加したしおまちとワークショップでは、空き物件の活用を地域活性化に向けた最優先課題と捉え、今回のショップハウスプロジェクトの構想が生まれました。
どうやるのか
(1) 小規模不動産の開発を面で展開していく
ある地点だけを集中的に開発するのではなく、商店街を広く使いながら複数の場所で開発を進める
(2) 商店街の店舗にさまざまな事業者を誘致することで多様性を生み出す
パン屋や惣菜屋など商店街になかったお店ができ、食事のジャンルやお土産のバリエーションを多様化することで、国籍を問わず、地域内外、老若男女にとって魅力的な商店街にする
(3) まちの関係人口を増やすための受け入れ態勢を整える
瀬戸田という土地や人々に魅力を感じ、積極的にまちに関わろうとする「まちの関係人口」を増やす仕組みとして、各棟の2階部分には中長期滞在もできる水回り・キッチン付きの客室を完備
中長期的には、瀬戸田でのショップハウスの開発を事例をもとに、瀬戸田と同様の課題を抱える地域へのショップハウスの展開・情報共有などもおこなっていく予定です。
ショップハウスプロジェクトの詳細
2025年までに空き家のリノベーション型と新築型を合わせて、10棟を超えるショップハウスをしおまち商店街近辺にてオープン予定。その第一弾として、SOIL Setodaの隣にて、ショップハウス1号(リノベーション型)・ショップハウス2号(新築型)の開業を来年春〜夏頃に予定しています。
SOIL Setodaに隣接する空き家を活用するショップハウス1号では、1階の店舗部分に栄養のあるおかずを取り揃えた惣菜屋を自社運営にてオープン。今後は外部からも事業者を誘致し、賃借をすることで、多様な店舗と人が共存する商店街にしていきます。また、2階の「SOIL Stay」は、中長期滞在者やリピーターの旅人が瀬戸田の滞在の拠点にできる場所として整備するともに、今後増える宿泊需要にも対応していきます。
建築へのこだわり
ショップハウスの建築では、西粟倉で伐採、製材された木材を使用します。また、ショップハウスの外壁で使用する焼杉は、地域連携の証として、当プロジェクトに関わる瀬戸田のメンバーと西粟倉・森の学校のメンバーと共同で杉を焼くワークショップを実施予定。
ショップハウス1号(リノベーション型)・ショップハウス2号(新築型)の設計は、国内外でカフェやホテル、住宅など様々な空間のデザインを手がけるPuddle Inc.が担当。
<Puddle Inc.:加藤 匡毅さん>
ショップハウスへの思い
<しおまち企画 代表取締役:小林 亮大さん>
<Staple 代表取締役:岡 雄大さん>
プロジェクトの資金調達について
目標金額の全額が集まった段階で、すべての投資家の方々を載せたプレスリリースを配信する予定です。今後もしおまち企画はショップハウスの開発ならびに当社のまちづくり事業の拡大を目的とした資金調達を継続して実施してまいります。
株式会社しおまち企画:info@shiomachi.jp