【箱根】「泊まれない旅館」の動向

【箱根】「泊まれない旅館」の動向

2023.01.25

2022年度の予約状況から利用者数をもとに、デイユース施設「泊まれない旅館」金乃竹 茶寮の利用動向をまとめました。

「泊まれない旅館」金乃竹茶寮は、コロナ禍で閉業した当グループの旅館施設1号店の跡地に2022年8月にオープンした旅館のデイユース体験を提供する施設です。近隣の宿泊施設のアイドルタイムの人員で運営する事で、当グループの宿泊施設の3分の1ほどの料金である22,000円(税込)からサービスを提供しています。

客室数は全8部屋、1階の4部屋は客室露天風呂を備えており乳白色の源泉かけ流し温泉をお愉しみいただけます。お食事は黒毛和牛のしゃぶしゃぶ御膳をお部屋でお召し上がりいただき、チェックイン・チェックアウトもお部屋で行いますので、他のお客様と接触しないプライベート重視の非接触スタイルとなります。

プランは4時間・6時間をご用意しており、「就学児がいる」・「夕食の支度がある」・「ペットがいる」など、首都圏の主婦層の「宿泊できない事情」の解決手段にご利用をいただいています。

調査日:2023年1月10日
調査対象:対象利用日(2022年8月4日~2022年12月31日)をお申込みの方
対象施設:「泊まれない旅館」金乃竹 茶寮

デイユースに人気のお部屋

<響>1階の2間続きの57㎡ある1番広い部屋で客室露天風呂と縁側があり、室内は古代より日本で親しまれている古代朱(ベンガラ色)を基調とした意匠です。3名以上のご利用に人気です。

<風>1階の27㎡の客室露天風呂付の部屋で、露天風呂までの導線が縁側調で女性同士のご利用に人気です。
<雲>1階の33㎡の客室露天風呂付の部屋で、お部屋の庭に溶け込むかの様に佇む露天風呂がカップル・夫婦に人気です。

金乃竹茶寮で提供する料理について

金乃竹グループの総料理長 岩井浩司は、京都にて16年間修業を重ねた後、2005年より金乃竹グループの総料理長に着任しています。今回の箱根 金乃竹 茶寮で提供する「黒毛和牛しゃぶしゃぶ御膳」に関して、総料理長の岩井が「鍋料理は昔ながらの食事スタイル(囲炉裏に鍋を囲む)の原点であるので温故知新の思い」で提案いたしました。懐石料理のように皿数が多く時間を取られずにプライベートな食事を大切な人と楽しんでもらいたい想いを込めています。和食料理が様々な要素で進化しているので取り残されないように研究を続けながら、今後は、和牛しゃぶしゃぶ以外にも海鮮や精進等、料理の種類を増やして参ります。

まとめ

通常、露天風呂や食事、非日常的な空間など宿泊しないと体験が難しい「本格的な旅館のサービス」をデイユース利用で提供しているのが金乃竹 茶寮です。リーズナブルなお部屋では昼食付・貸し切り露天風呂のご利用も可能で2,2万円(税込み)からプランを用意していますが、利用者数ランキングのTop3は「露天風呂付の部屋」で1人あたりの単価が31,200円となりました。

「就学児がいる」・「夕食の支度がある」・「共働きで休みがなかなか合わない」・「ペットがいる」など、「宿泊できない事情」がある首都圏を中心とした主婦層などにその解決手段として非接触スタイルの旅館の日帰り体験が受け入れられたと考えています。

今後は、コロナ禍の数年を経ての旅行意欲の高まりと高付加価値化への消費傾向の変化がある国内旅行客や、入国規制の撤廃や円安の影響で回復傾向にあるインバウンド客など、首都圏からの箱根日帰り観光の新たな楽しみ方のひとつとして浸透させていく方針です。