広島県産品の魅力をチョコレートで発信しようと、2019年のバレンタインを皮切りに実現した、世界的パティシエ・辻口シェフと広島県産品のコラボスイーツ企画。第5弾となる今回は、広島原産の柿とコラボした「ケークショコラ衹園坊柿」が完成しました。
太田川の下流から上流へ…最適地で守り継がれる宝物
その上流に位置する安芸太田町で、代々大切に育まれている希少な渋柿があります。
柿の名は、衹園坊。
干し柿にすれば、とろける果肉の上品な甘さが口に満ちる高級古品種です。
もとは太田川下流域の祇園社で栽培され、そこの僧侶の頭に似た果実の形が名前の由来になったと、江戸期の文献に記されています。
時の広島藩主・浅野公に献納されたことで、その美味しさが一躍知れ渡ったそうです。
気候や気温に敏感な衹園坊柿は、やがて適地を求めるかのように太田川上流へ。
明治後半頃、川船や陸運を経て安芸太田町に根を下ろしたと考えられています。
以来地元の宝物として、誇りとして、脈々と受け継がれてきました。
そこで出会ったのは、1人の若手農家でした。
衹園坊の干し柿の美味しさに惚れ込み、後継ぎとして定住を決めたといいます。
後継者問題に揺れている同町の農家にとって、まさに希望の星。
「自分が衹園坊柿を食べて好きになったように、たくさんの人に食べてもらって興味を抱いてもらいたい」
と力を込めます。
郷土の誇り・衹園坊柿の可能性を求めて、世界的パティシエ・ショコラティエが洋菓子との新たなマリアージュを生み出しました。
和洋の上品な甘さが融和する大人のパウンドケーキ「ケークショコラ衹園坊柿」完成
刻んだくるみも加え食感にアクセントをつけました。
衹園坊柿の魅力を存分に引き出したバレンタイン限定の商品です。
販売情報
■価格:税込4,860円
■販売本数:限定400(予定)
■発売日時:2023年2月1日(水)10:30~
■販売場所:
・福屋八丁堀本店7階催場「ショコラショー」内
「モンサンクレール」
・福屋オンラインストア
https://shop.fukuya-dept.co.jp/cp.html?fkey=sp_valentine2023