岐阜県内5つのエリア(西濃・岐阜・中濃・東濃・飛騨)にて、第二弾岐阜エリアでの製造に向けて動き出します。今回は岐阜県山県市伊自良地区の伊自良大実柿を使用したぎふコーラを製造予定です。
その中でも伊自良地区で栽培されている、伊自良大実柿を使用します。100年以上途絶えることなく続く、山県市の干柿文化。毎年冬は各家の軒先に柿が一面ぎっしりとかけられる。現在も世界で唯一生産エリアとして残り、毎年連柿(干し柿)がこのエリアの名物の一つです。
また柿渋は、染料にも使用しています。今回私たちが活用することを目指すのは、伊自良大実柿の完熟柿。これを使用する形で進めているのも、地域の調査に伺った時、収穫されない柿が木に付いたままでは、柿の重みで木が折れる恐れがある。毎年柿の木の整備は不可欠であり、大変だと聞いたからです。
切り落とされた柿は甘みが強く、これをコーラに使用することができないかと考え、完熟柿を使用し果物が持つ甘さを活用することで、砂糖を減らし、素材本来の味わいを感じるクラフトコーラになる味わいを目指して、サンプル作りに取り掛かります。
処分されてしまう予定だったモノに価値を見出し、その物が持つ文化を外へ発信することで、少しでも新たな繋がりになることを目指しています。そしてぎふコーラが各エリアの製造を進めていくことで、消費者もコーラで岐阜を旅する。そんな気分になれるような商品展開を進めていきます。