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【観てみよう】京都で「TOKIWA能」

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「TOKIWA能」が7月8日(土)京都観世会館にて開催いたします。
「TOKIWA能」では、能の演目の背景や解釈、使う道具や衣装、舞台上で演じる能楽師の思いなど、多角的に能を解説することで、初めて能に触れる方に安心した能鑑賞を体験していただいております。

目次

能楽の聖地!京都観世会館で能の世界観を体感

初めて能を観る方に、能《安達原》の世界観を存分に体感していただくために開催する能楽公演です。
公演では、《安達原》に登場する庵に住む女の人生を紐解く、能楽師による語り「能楽怪談」を行い、演目の背景を知っていただいたうえで、能《安達原》をご鑑賞いただきます。会場である京都観世会館は、毎週数々の能が上演されている能楽のメッカ(聖地)です。本格的な能舞台を眺めつつ、幽玄な能の世界に浸ってみませんか。

【開催概要】
イベント名称:TOKIWA能《安達原》
開催日時:2023年7月8日(土)14時開演、16時終演、12:00開場
開催場所:京都観世会館(住所 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町44)
チケット申込:https://tiget.net/events/241798

TOKIWA能ならではの取り組みを紹介します!能の夏フェスを目指しています

▼真夏の京都に涼感をもたらす「能楽怪談」、能《安達原》の上演

TOKIWA能オリジナルの「能楽怪談」という取り組み。能《安達原》に出てくる庵で一人、枠桛輪を回す女。とある約束を破ったことから、後半、鬼となって現れますが、彼女に何があったのか。女の人生を能楽師が怪談形式で語ります。この女をどう捉えるかで、《安達原》の見方が変わってくるかも!?
あなたの想像力を膨らませる時間です。

能楽怪談を見た後は、お待ちかね!能《安達原》です。《安達原》のシテ(主役)は、30代の樹下千慧が今回初めてシテを演じます。樹下は「迷い苦しみから逃れられない人間の業を、全力で演じたい」と話しています。
想像力を働かせると、最終的にはポツンと舞台と鑑賞している自身が映るようになります。そのとき、何を感じ、何を思うか。ぜひ、TOKIWA能にて体感してみてください。

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▼能楽堂前に、抹茶スイーツのキッチンカーが登場!着物(和装)での来場者は舞台で写真撮影できます!

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おそらく能楽が始まって以来、初の試み!能楽堂前に京都の老舗、大谷茶舗園のキッチンカーが登場します。
京都の夏は猛暑。能は上演時間が長く、忍耐力も要されます。それは、鑑賞されるお客さんもですが、演じる能楽師も同じくです…。開場中にもしかしたら能楽師も抹茶スイーツでエネルギー補給しているかも。
着物(和装)でお越しの方は、終演後に能舞台上で写真撮影ができます!夏の思い出にぜひ!
※撮影機材と白足袋はお客様でご用意ください。

▼能楽師と交流会「Night_TOKIWA能」も開催!京都の街並みを眺望できるレストランで感想をシェア!

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公演後18:00よりザ・ゲートホテル京都高瀬川8Fにて、交流会を開催します。京野菜のお料理とワイン・ビールが飲み放題、TOKIWA能の鑑賞チケットがついてなんと、15,000円!!
先着30名様限定プランです。

交流会は、深野貴彦、松野浩行、齊藤信輔、樹下千慧がエスコートします。《安達原》の感想や能についてわからないこと、聞いてみたいこともこの際、直接、出演者に聞いてしまいましょう!4名とも気さくな人たちですので、ご遠慮なさらず交流いただければと思います。

小学校の跡地を活用したザ・ゲートホテル京都高瀬川の8Fレストランから京都の街並みも必見です。京都を眺望しながらゆっくりとしたひとときをお楽しみいただきます。

出演者紹介 「TOKIWA能」では、能楽師と制作者が一緒にコンセプトや構成を考え、実施しています。社会と能楽をつなぐ、接点となるような機会を提供することで、新たな能楽の可能性を提案していきます。

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松野浩行
1974 年京都府京都市生まれ。幼少の頃より、祖父の観世流能楽師・故松野良輝より指導を受け、1979年仕舞「合浦」にて初舞台。1994年より十三世林喜右衛門師に師事し、2001年独立。中国・カナダの海外公演にも参加。京都にて吟輝社を主宰。斬新な切り口とわかりやすい表現で能の普及に努める。明るく素直な性格でいつもその場のムードメーカーである。

深野貴彦
1973 年京都府京都市生まれ。幼少の頃より、観世流能楽師・深野新次郎に稽古を受け、3歳で仕舞「老松」にて初舞台。1996年より故浦田保利師に師事し、 2001年独立。現在浦田保浩師に師事。大学での能指導、フランス、モンゴル、スペインなど、多数の海外公 演に参加。京都、奈良、大阪、大垣にて深声会を 主宰する。東映で劇中能の演出・振付をするなど新たな分野にも挑戦し続けている。

齊藤信輔
1976年生まれ。大阪市在住。幼少の頃より、父の観世流能楽師・齊藤信隆に稽古を受け、4歳で仕舞「養老」で初舞台。1994年より大槻文藏師に入門し2004年独立。「千歳」「石橋」「猩々乱」「道成寺」「望月」「石橋白獅子」を披曲。イタリア、ニュージーランド、アメリカ、インドネシア、韓国、フランス等、海外公演に参加。見た目の強面からは想像もつかない優しさと包容力を併せ持ち、独創的な切り口と情熱で能楽を捉える。

樹下千慧
1987年京都府京都市生まれ。6歳にて初舞台。2011年より十三世林喜右衛門師に師事し、2017年独立、現在は林宗一郎師に師事。「林定期能改めSHITEシテ。公演」やpetit能公演を中心に多くの舞台に出演。また京都にて社中の会「千響会」を主宰し、次世代へ向けた若手への能楽アプローチを試みる。ウイーン、パリ、ジュネーブ、マレーシア、ポートランドなど海外公演にも参加。

【制作コメント】
能は想像しながらみる芸能だといわれます。能を大成した世阿弥は数々の名言を残していますが、その中に「離見の見にて見るところは、すなわち、見所同心の見なり」という言葉があります。簡単にいうと、観客の視点、つまり客観的に自分(能楽師)を見て初めて自分の姿がわかるという意味です。またそれは心の眼で見ることが必要だとされています。TOKIWA能では、そんな観客の想像力を何より大切にし、観客と共にその日の能の舞台をつくりあげる気持ちで開催しています。

【TOKIWA能チケット販売情報】
ホームページ:http://dairengin.com/etc/tokiwa%e8%83%bd%e3%80%8a%e5%ae%89%e9%81%94%e5%8e%9f%e3%80%8b

【制作概要】
社名:LOTUS
事業内容:日本の芸能や文化、行事をさまざまな視点からリサーチし、プロデュース、コーディネートしています。古典芸能や民俗芸能を従来のまま継承するだけでなく、時代や多様な価値観に合わせてアップデートすることで、社会で芸能や文化がどのような役割を果たすのか、新しい価値観をもたらすことができるのかを模索します。パートナーとなる自治体や文化施設、アーティスト、寺社仏閣と共にプロジェクトを通して提案していきます。

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