本屋のない市町村をなくす取り組みスタートしました
熊本・福岡・宮崎で蔦屋書店やTSUTAYA BOOKSTOREなど、26店舗を運営するニューコ・ワン株式会社は、本屋のない町、葦北郡芦北町の総合建築業者「松下組」内に、2023年10月1日に、人々が集い、本に触れられ、本を購入できる、「地域の本棚 松下組」をオープンしました。
芦北町は、熊本県の南部に位置し、不知火海に面した、自然が育んだ海産物や農産物が魅力の町です。
松下組は、芦北町を中心に、土木建築業、住宅事業、不動産業を行う2023年に創業70年を迎えた総合建築業者。長年、芦北町の地域のくらしづくりに貢献してきました。松下組の松下義一社長は「令和2年7月豪雨により町全体が甚大な被害を受け、商店や人々が集まる場所が減り、社会的なつながりの不足を感じる。この場所を、子どもたちに芦北では体験できないものができる場所にしたい」と、令和2年、本社を地域の方が集えるコミュニティスペースとしてリニューアル。ワークショップやパンマルシェなどのイベントを行ってきました。
ニューコ・ワン株式会社は運営する書店を中心に、“ひとりひとりが自分らしく豊かな人生を送る”ための社会づくりを理念とし、地域の魅力発信や地域活性化への取り組みを通して、コミュニティを育む
「地域コミュニティ事業」を行ってきました。芦北町では松下組さまと協働のイベントを行い、地域貢献を共に進めてきました。
そして、さらなる芦北地域への貢献を目指し、松下組オフィス内に「地域の本棚 芦北町松下組」をオープン。定番の絵本や新刊の児童書を購入でき、芦北の子どもたちが本を実際に手に取り触れられ、読めるスペースを設けています。
今後は販売だけでなく、11月25日には松下組内スペースで、芦北地域の読み聞かせ団体の協力で、読み聞かせイベントを行います。