カプセルトイメーカー・株式会社ブライトリンクと、プロダクト開発チーム「専業ムフ」は、骨髄バンクをもっと多くの人に知ってもらうために企画したカプセルトイ「骨髄ドニャー」の製品化プロジェクトを、日本骨髄バンクの設立記念日である12月18日より応援購入サービス「Makuake」にて開始。目標金額は100万円で、売上金額は金型製作費用、全国で販売するための量産費用として使用いたします。

●骨髄ドニャーとは

「骨髄ドニャー」は、骨髄採取に使われる医療用ドレープを腰にかけたネコのキャラクターフィギュアと、骨髄バンクのことがよくわかるミニパンフがセットになったカプセルトイです。

ネコの種類別に全５種のラインナップ。Makuakeで量産のための資金調達が成功した後に、１回300円のカプセルトイとして、全国での販売を目指します。

付録のミニパンフでは、骨髄バンクや骨髄ドナーについて、わかりやすく、楽しく学べます。

骨髄ドニャーをご購入いただくことで、骨髄バンクへの理解を深めていただき、より多くの方に骨髄ドナーへの登録をしていただくことを目標としております。

●開発のきっかけ

血液の難病治療のため骨髄移植が必要なお子さん田中謙智(けんち)くんの父、田中浩章(ひろあき)さんから骨髄バンクの現状と課題を伺ったことがきっかけでした。

・コロナ禍でドナー登録者が激減している

有名水泳選手が白血病を公表した2019年は5万9,994人だった新規登録者が、コロナが発生した2020年は2万8,904人と激減。2020年から徐々に増加してきてはいるもののその伸びは鈍化しています。

・骨髄移植を希望して受けられるのは、二人に一人

毎年、年間骨髄移植を希望する患者は、約2,000人。でも実際に骨髄移植を受けられるのは、半数の約1,200人。骨髄バンクに自分に会う骨髄ドナーを探しても見つからない場合や、見つかったとしても仕事等の都合で提供できなかったり、そもそも連絡がつかなかったりすることもあるそうです。

・若い世代のドナー登録が求められている

骨髄バンクへのドナー登録は18〜54歳という年齢制限があります。しかし、2023年3月末時点の骨髄ドナー登録者約54.4万人のうち、今後10年で登録が抹消されてしまう45〜55歳の登録者数が全体の40.78%を占め、未来にわたって骨髄バンクという仕組みが機能し続けるためには、若い世代の登録を増やすことが課題となっています。

●骨髄バンクとの新たな接点を作る「カプセルトイ」

登録者が激減しており、若い世代の登録者が求められている骨髄バンクへの新規の登録者を増やすべく、いま若い世代から人気であり、かつコロナ禍でも非接触で購入できることから市場を拡大させてきたカプセルトイを活用すれば骨髄バンクと社会との新たな接点にできるのではないかと考え、企画開発されたのが「骨髄ドニャー」です。

●売上の一部を「骨髄バンク」へ寄付

今回のプロジェクトは目標金額100万円のALL or Nothingで実施し、応援購入いただきました資金は、金型製作費用、全国で販売するための量産費用に充てさせていただきます。みなさまのご支援があって初めて骨髄ドニャーを世に出すことができます。何卒温かいご支援をいただけましたら幸いです。

また、プロジェクトのサクセス後は、実際に販売してくださる流通に商談を行い、全国販売を予定しています。そこから必要最低限の人件費、必要経費を除き、公益財団法人日本骨髄バンクさんに寄付することを予定しております。寄付金は、骨髄移植を必要とする患者さんのために使用させていただきます。

この骨髄ドニャーを通してひとりでも多くの方が骨髄ドナーに登録をしていただき、ひとりでも多くの患者さんが笑顔になることを私たちは切に願っております。

■実行者について

カプセルトイブランド「ブライトリンク」とプロダクト開発するチーム「専業ムフ」の合同チームです。

身近な人に骨髄ドナーを必要としている方がいるという共通点もあり、骨髄バンクが抱える問題を共にプロダクトの力で少しでもよくしたいという思いから今回タッグを組むこととなりました。主に制作をブライトリンクが手掛け、企画を専業ムフが手掛けていきます。応援のほど何卒よろしくお願いいたします。

ブライトリンク：

最高にクレイジーなモノづくりがモットーのカプセルトイブランド。2018年に発売したカプセル盆栽「ガチャ盆」が話題を呼び、カプセルトイ業界へ本格参入。これまでのカプセルトイにはない切り口の商品を多くリリースしており、いい意味で”クレイジー”な商品企画を心がけている。

専業ムフ：

ハハハでもなく、フフフでもなく、ムフッ。 専業ムフは、思わずムフッと笑っちゃうモノづくりを行うプロダクト開発チーム。 暮らしにムフッがあると、毎日がもっと楽しく、ドキドキするものに変わるはず、という考えのもと “なくてもいいけど、あると楽しい”プロダクト開発を数多く手がけている。