無添加調理※1で商品作りを進めている石井食品株式会社(以下:石井食品)は、一般社団法人日本笑顔プロジェクト(以下:日本笑顔プロジェクト)と、災害によって生じる車内遭難への備えとして非常食・発熱剤・飲料水などをセットにした「車にあってよかった非常食セット」の企画を行い、2021年1月15日から100セット限定のトライアルとして発売しています。
非常食の支援活動
石井食品は創業時佃煮製造業からスタートし、ミートボールやチキンハンバーグなどを製造してきました。また時代の変化に合わせながら商品作りを行っており、2011年の東日本大震災以後は火も水も必要としない5年間保存が可能なおかゆとおかずの「非常食セット」を開発。2016年には、食物アレルギーがあると被災時に食糧支援を受けても食べることができない、といった声から特定原材料7品目不使用の「リゾット3種セット」を開発してきました。これらの商品は販売以外に自社内で備蓄を行い、災害の際には被災地への支援を行っています。2020年からは日本笑顔プロジェクトと連携し、全国の寺院に予め支援物資を備蓄することでより迅速に被災地へ届けられるような取り組みを広げています。
開発経緯
2020年12月16日ごろから発生した新潟、群馬県境付近の関越自動車道での大雪による立ち往生はまだ記憶に新しく、石井食品では日本笑顔プロジェクトを通じて非常食の提供を行いました。その際ほとんどの車内に食料を備えていなかったことを知り、自宅だけでなく車内にも非常食を備蓄しておくことの重要性にたどりつきました。1月以降も新潟県や富山県などで記録的な降雪により、渋滞と立ち往生が発生しています。また現在のコロナ禍では避難所に密集しないよう分散避難が推奨され、車中泊の選択が増加することが予想されます。そのため新しい非常食セットの発案が急務であると考え、日本笑顔プロジェクトと共同開発を行い着想から約1ヶ月で今回のセットのトライアル販売にいたりました。
「車にあってよかった非常食セット」商品詳細
「車にあってよかった非常食セット」は震災・豪雪・土砂崩れ等の災害時に、車内で長時間過ごさなければならない場合の1人用3食分の非常食セットです。数多くの被災地で支援活動を行ってきた日本笑顔プロジェクト監修のもと、玄米おかゆとおかず、飲料水と雪害などで食品が凍ってしまっても温かい食事を食べられるよう、水を入れるだけで発熱するヒートパックがセットになっています。
車内でも温かい食事を食べることができます
真冬は氷点下にもなる車内。雪害時に非常食が固まってしまっても、セットのヒートパックで温めれば寒い車内でも温かい食事を食べることができます。
場所をとらないコンパクト設計
車内スペースは限られているため、必要最低限のセットとしてコンパクトにまとめています。
本当に必要な量を用意しました
一般的な被災時は最低3日分と言われていますが、雪害での立ち往生期間が15~20時間程度であることから、1日分のセットとしています。
無添加調理、だからおいしい殺菌温度やパッケージの工夫
無添加調理でも長期保存可能なイシイの非常食。定期的に入れ替えが必要な車内の非常食ですが、普段の食事としてももちろんおいしく召し上がっていただけます。
使用期限:2021年3月末まで ※車内の急激な温度変化を考慮し、使用期限を3月末とさせています。
なお、車から降ろして直射日光や高温多湿な場所を避けて保存した場合、下記期限まで使用可能です。
非常食セット:約4年 |500ml保存水:約5年|ヒートパック:約5年 |ウエットティッシュ:約5年
保存方法:常温保存
販売価格:4000円(税込4400円)
販売期間:2021年1月15日~ 限定100セット
販売場所:石井食品公式 オンラインストア 無添加調理専門店「イシイのオンラインストア」