京浜急行電鉄(横浜市西区)とCarstay(カーステイ、東京都新宿区)は、横浜市南部の京急電鉄所有の遊休地で “動くオフィス”として利活用可能なCarstayのキャンピングカー「モバイル・オフィス」を設置する実証実験を開始しました。
キャンピングカーを“動くオフィス”に
「モバイル・オフィス」とは、Carstayが運営する国内最大級のキャンピングカー予約サービス「バンシェア」を介し、テレワークを推進する企業や個人向けにキャンピングカーを含む車中泊仕様の車を「動くオフィス」「動く会議室」「動く書斎」として利用することができるプロジェクトです。
テレワークが推進されるコロナ禍の中、「自宅に在宅勤務スペースがない」課題を解消すべく、キャンピングカーを“仕事部屋”として住宅街などに設置し利用できる「モバイル・オフィス」プロジェクトを発足し、設置を希望する企業や管理者を公募しています。
京急沿線住民のテレワークニーズを発掘
京急電鉄とCarstayでは、京急沿線の地域経済の活性化を目指して昨年10月から協業を開始し、今回のプロジェクトは第2弾。横浜市南部エリアのまちづくりに向けた住民参加のワークショップの中から発想されたアイデアで、京急電鉄が保有する敷地に「モバイル・オフィス」を設置し、沿線住民のテレワークニーズの発掘を目指します。
実証実験の概要
「モバイル・オフィス」として使用する車は、トヨタ・ハイエースをベース車両としたキャンピングカーで、デスク、大容量バッテリー、家庭用エアコン、照明、冷蔵庫などに加え、Wi-Fiも完備し、快適な仕事向けの個室空間として利活用可能です。
今回は、上大岡エリアと能見台エリアに設置します。
●上大岡エリアの「モバイル・オフィス」
期間: 2月22日(月)~2月26日(金)10:00~17:00
住所: 横浜市港南区上大岡東1丁目12−35(上大岡駅から徒歩1分)
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●能見台エリアの「モバイル・オフィス」
期間: 3月1日(月)~3月5日(金)10:00~17:00
住所: 横浜市金沢区能見台2丁目1 – 1 (京浜急行バス「能見台センター」バス停から徒歩2分)
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日本の住宅事情にマッチした、キャンピングカーをテレワークに活用する動きは全国各地で聞かれるようになりました。コロナ禍の今だけでなく、新しい働き方、ニューノーマルなライフスタイルとなるのかも知れません。ビジネスパーソンのテレワークだけでなく、学生や子育てに追われている人の勉強、読書、ライブ鑑賞スペースとしてなど、さまざまな活用が可能なキャンピングカーで過ごす時間をこの機会に試してみてはいかがでしょうか。
■「モバイル・オフィス」プロジェクト 公式ホームページ