地域に眠る名品とその名品を支えるストーリーや取組を様々な角度から発掘することを目的とした表彰制度「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」。2020年度の「モノ(名品)部門」「コト部門」それぞれの大賞「地方創生大賞」が発表されました。
『ふるさと名品オブ・ザ・イヤー』とは
日本の各地には国内外で通用する潜在力の高い名品やストーリーがたくさんありますが、そのポテンシャルの発信は十分とはいえず、地域外の消費者はこうした未開拓の資源の存在をほとんど知る機会がない現状に着目し、地域に眠る名品とその名品を支えるストーリーや取組を様々な角度から発掘することを目的とした『ふるさと名品オブ・ザ・イヤー』。
それぞれの名品や名品をめぐる人材や取り組みが、どれだけ地方の変革に向けた機運を醸成し、その実現に成功したかという観点から選考・表彰しています。
2020年度の応募総数は208件。「モノ(名品)部門」「コト部門」の2つのカテゴリごとに地方創生賞5作品を選出し、それぞれの大賞を決定しました。
大賞は「醤油じかん 手作り醤油キット」と「『オソト天国』長門湯本温泉街の丸ごとリノベーション&マネジメント」
「モノ(名品)部門」の大賞は、大徳醤油(兵庫県養父市)の「醤油じかん 手作り醤油キット」。家庭で 1 年かけて「醤油と暮らす」ことを広める手作りキットです。世界に誇る伝統的な醤油醸造の技を持つ蔵が減少している今、それを未来に繋いでいく取り組みが評価されました。
「コト部門」の大賞は、長門湯本温泉まち(山口県長門市)の「『オソト天国』長門湯本温泉街の丸ごとリノベーション&マネジメント」。民間・地域・行政一丸で取り組んだ温泉街の「面的再生」が選ばれました。
入賞名品には、麹菌を使った乳飲料、美濃焼のストロー、豊かな森を守るためのアカマツのプロダクト化、天守閣の宿泊プランなど、日本の素晴らしい伝統や自然を新しい視点で利活用した名品が選ばれています。
全国各地に眠る名品をぜひチェックしてみて下さい。
■『ふるさと名品オブ・ザ・イヤー』ホームページ