令和3年6月19日(土)一般社団法人日本福祉協議機構は、中山間地域の休耕田の復活と地域活性化、障がい者の活躍の場創設を目指し『互いの森プロジェクト』を愛知県豊田市大多賀町との協働で始動します。
様々な「社会課題 × 福祉」プロジェクトを展開中のJWCOの新たな挑戦。豊田市足助町大多賀町で準備、進行中の『互いの森プロジェクト』プロジェクトの準備企画第1弾として、大多賀町の休耕作地の田んぼで無農薬「自然米づくり」を始動します。
今回はキックオフイベントとして、当社の運営する放課後等デイサービス能力探求スクールGENIUS【ジーニアス】の子どもたち、家族、関係者のみなさんと共に田植えを行います。
大自然が広がるこの場所を共に再生に向けて、街中ではできない貴重な体験を行うことで米作りの大変さや農業の尊さ、生き物の生態系を通じて無農薬や自然栽培の必要性や素晴らしさを学ぶきっかけとなることも目標としています。
「互いの森プロジェクト」とは?
2020年より当社が愛知県足助町と進めている『互いの森プロジェクト』
- 中山間地域の過疎・高齢化によるマンパワーの減少によって、休耕地の増加、それによって引き起こされる害獣被害等の課題
- 障がい者が感じている、過度な期待やスピードが求められる都心型就労での継続的に働くことの難しさ、人混みや都会の雑踏が苦手で社会に馴染めない等の課題
この2つの課題を、自然を活かした仕事や住まいの創出とマンパワーの呼び込みにより、解決を目指すプロジェクトです。
テーマは”共存共栄”を根差したソーシャルインパクト
自然溢れる豊かな土地なのに、高齢化によるマンパワーの減少によって、その地は活かされる事なくかつては美しかった田畑も雑木林となりかけています。一方で、今私たちが関わらせて頂いている障がいを持った方たちも、素晴らしい才能や個性を持っていても、自分らしく働くことができなかったり、都会の環境に馴染めず生活の継続が難しい方もいます。両者、なんだか似ていると思いませんか?
中山間の休耕中や過疎地と福祉をコラボレーションさせたら、何か新しいものが生まれるのではないか? そうした思いが、このプロジェクト立ち上げのきっかけとなりました。
中山間地域再生×農業×障がい者福祉の循環型コラボで様々な社会課題に向き合う
障がいを持った方が伸び伸びと都会のスピードに埋もれることなく働け、休耕中の荒れた農地は彼らによって命を吹き返す。元々の村の人々との交流がお互いの潤いを取り戻す。どちらかが寄りかかるのではなく、お互いがお互いのために、全ての人にとって優しい笑顔になれる「互いの森プロジェクト」を目指し、今後下記のようにプロジェクトを展開をしていきます。
- 中山間地域の魅力を活かした都市から人が集まるような自然保護型ビジネスエリアの創設
- キャンプ場(グランピング施設、宿泊施設)
- 山遊び(ジップライン、ツリークライミング、ブッシュクラフトなど)
- 自然遊び(釣り、川遊び、昆虫&生物探索、ホタル観賞、星空観察ツアーなど)
- 上記を活用した教育施設・山村留学
- ジビエカフェ(レストラン、狩猟体験、ジビエフード開発・販売)
- 温泉
- 農業・林業
障がい者の就労場所として、の存在となるのでは無く、ファームインやエコツーリズムなどを取り入れ、これからの”社会に必要とされるものを再確認できる場所作り”を目指し、この地が多種多様な人々で溢れる、人々の癒しとなれるような、そんな地域作りを目指していきます。
目指すのは、農福連携だけでなく、農福「学」連携
『互いの森プロジェクト』では農福連携だけでなく、農福「学」連携として、様々な大学や学生達とプロジェクトを進行していきます。持続可能社会を目指すには、次世代に繋げる必要があります。そこで今後上記の高校生や大学生にも社会課題プロジェクトを一緒に取り組んでいただくことで、福祉や社会への波及となることを目標としています。
大量生産・大量消費社会に代わる「循環型社会」へ。
右肩上がりの時代から「持続型の社会」へ。
点と点をつなぎ、価値共創の好循環を生み出すソーシャルインパクトへ。
【互いの森プロジェクト】休耕地活用「自然栽培米づくり」田植えイベント
● 日時:6月19日(土)10:00〜12:00
● 場所:愛知県豊田市大多賀町三浦
※当日の天候により延期する場合がございます。
※現在当日参加者の応募は締め切りました。