文字盤に凹凸と小さな2つの球のある、洗練されたデザインの腕時計。これはアメリカでつくられている腕時計ブランド『Eone(イーワン)』の初プロダクト「Bradley(ブラッドリー)」だ。開発のきっかけは、『Eone』の創業者であるキム・ヒョンスさんが大学に在籍中、腕時計をつけたクラスメイトが「今何時?」と聞いてきたのを疑問に感じたことだった。その友人には視覚障害があり、音声が出る読み上げ式の腕時計しか持っていなかったのだ。彼らは静かな空間では時刻を知ることができないこと、触って時刻を読むアナログ式の腕時計は針が細く曲がりやすいことをキムさんは知った。その後、問題点を解決したこの美しいデザインが誕生した。
『Eone Japan』のファン・ラヨンさんは「お客さまの95パーセントは健常者の方です。『視覚障害者の気持ちがわかった』という声を多くいただいています」と話す。ぜひ、一度体感を。
\ここがオススメ/
いいデザインとは、みんなが使えること。
この腕時計は「使用対象者を限定するのではなく、みんなが使えるものこそがいいデザインだ」という考えのもと、開発された。
Bradley Classic
視覚障害がある人を含めた「すべての人が楽しめるように」とつくられている腕時計。外側の球が時針、内側の球が分針になっていて、触って時刻を読むことができる。「Bradley Mesh Black」「Bradley Mesh Silver」(写真右)など、色違いの商品もある。オンラインショップのほか、20店舗以上の実店舗(サイト参照)で販売中。●3万7500円〜(Eone Japan http://eone-time.jp)