第ニの故郷としての島と出逢えるきっかけを届けられたらと、オンラインコミュニティ運営やイベント企画などで活動しています。そのひとつが、島食材でおうちごはん「島食材生活。」です。
うにで炊き込みご飯⁉
長崎県・壱岐島には、生のうにを使った炊き込みごはん「うにめし」という昔から続く、島料理があります。海が豊かであり、それぞれの島の恵みによってさまざまな調理法があるんだなと感じた逸品です。
今は「うにめしの素」という商品があるので、お米に混ぜ込んで炊き上げるだけで出来上がります。うにがたくさん入っていて炊いている内から、生のうにとは違う濃厚な香りが広がります。うにめしをおにぎりにした「うにぎり」は、ピクニックや運動会のお弁当にもオススメとの事で、お昼が待ち遠しくなりますね。
レオタードを着て、海に潜る
壱岐島周辺の海には、ムラサキウニとガゼウニ、漁獲量が少なく幻のウニと呼ばれる赤ウニの3種類がいます。一つ一つ素潜りで獲られるそうですが、産業として成立するにはそれなりの量が必要となります。ただ、それで獲りきってしまうと、うにが居なくなってしまいます。
そうならないようにユニークな漁を行っているのが、壱岐市東部の芦辺町八幡地区の海女のみなさん。なんと、レオタードを着用して海に潜ります。寒さに強いウェットスーツの着用が禁止されているそうで、レオタードの下にはシャツや水着を着込んでいます。
ムラサキウニの旬の時期が4月中旬~6月20日下旬、赤ウニは7月~10月中旬です。漁のシーズンは5月1日頃から9月末頃など、その時によって決められているそうです。初夏から秋の季節とはいえ、ずっと海の中にいると体が冷えてくることもあります。それを乗り越えつつ自然と共に生きる工夫があるからこそ、今でも島の恵みであるうにを美味しくいただけるのだと思います。
島食材を日常に。島食材でアレンジ料理「うにめしの素でカルボナーラ」
うにめしの素をベースに卵とチーズを加えて、濃厚なうにの風味がいっぱいのカルボナーラを作ります。
次回【東京都・伊豆諸島 べっこう】べっこう色の刺身。からしを使うお寿司。
伝統的な島料理もちょっとしたアレンジでいろんな楽しみ方があって面白いです。いつもと違う楽しみ方を島の方にもお届けできれば嬉しいです。
次回は、東京都・伊豆諸島で食べられている島料理です。
べっこう色に輝くお刺身はどんな味? ワサビではなく、からしの入ったお寿司とは。