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梅と門前町の風情が薫る池上梅園

上町嵩広(カミマチタカヒロ)

上町嵩広(カミマチタカヒロ)

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目次

ぶらぶら歴史さんぽ@東京(0004)

東京都大田区の池上本門寺に隣接する梅の名所。各種メディアなどのランキングで上位に挙げられることも多い人気スポットです。

高台の斜面に梅が咲く池上梅園。

<概要>

池上梅園 (いけがみばいえん)
所在地: 東京都大田区池上2-2-13
池上本門寺が位置する丘陵の斜面を利用した庭園。
元は日本画家・伊東深水の自宅兼アトリエで「月白山荘」と呼ばれていた。

<お散歩コース>

早春となり、東京でも香り高い梅が咲き始めてきましたので、指折りの観梅の名所・池上梅園へ赴いてみました。東急池上線「池上駅」を起点に日蓮宗の一大拠点・池上本門寺を経由して隣接する池上梅園に向かいます。

東急池上線「池上駅」から本門寺通りへ入る。
池上本門寺周辺に残るまるで江戸時代の商家のような造りの建物。

「池上駅」からスタートです。駅前のロータリーを出て北へ伸びる本門寺通りを進みます。池上本門寺の門前町だけあって古民家がまだいくつか残っています。いまや東京ではもうほとんど目にすることができないであろう骨董品的価値がありそうな建物もありました。

池上本門寺周辺には名物・久寿餅を扱うお店がたくさんあります。写真は島田屋さん。
島田屋さんの久寿餅。きな粉と黒蜜でいただきます。

本門寺通りは”くず餅ロード”と言い換えてもいいかもしれません。池上名物の久寿餅のお店がいくつもあります。花より団子。参拝と観梅の前にさっそくお土産の久寿餅を購入します。この日、購入したのは池田屋さん。池田屋さんの久寿餅はすこし柔らかめ。ぷりっとした食感はどことなくナタデココを思い起こさる歯応えと舌触りです。また久寿餅特有の風味(クセ?)は控えめでとてもあっさりとしていると感じます。

池上本門寺の総門。

呑川を渡ると本門寺のどっしりとした黒い総門が見えてきました。門構えからしてなかなか勇壮です。丘陵の上に建つ本門寺の境内へ石段を上がって入れば敷地の広大さ、仁王門や本堂のスケール感に感嘆します。都市型の現代的な大寺院というべきでしょうか。境内は緑が少なく広く玉砂利が敷かれています。平たく広い境内の中央に本堂がどかんと聳えて圧倒的な存在感を醸しています。

池上梅園の斜面に植栽された紅白さまざまな梅。
池上梅園の案内図。
白梅(池上梅園)。

境内をぐるりと回り文化財の数々を眺めます。本堂の脇から裏に抜けて左手に階段の大坊坂を下りて右へ進むと池上梅園の看板が出てきました。そのまま指示通りに進めば池上梅園に到着です。池上本門寺を中心とした一帯は高台。梅園の梅はこの高低差を利用した斜面に植栽されています。白梅と紅梅を交えて約30種の梅が370本ほどあるそうです。

紅梅(池上梅園)。
池上梅園の書院風の建物。
紅梅(池上梅園)。

訪れたときは2月中旬。開花状況は三分咲きといったところでしょうか。まだまだ序盤といった印象でした。訪れる人もそれほど多くなく、混雑することなくゆっくりと花を眺め香りを楽しみ写真を撮ることができました。園内には梅だけでなく池泉の日本庭園もありぶらぶらと回遊しながら鑑賞することができます。

池上梅園の梅の見頃は3月になってからの見込み(2025年)。
池上本門寺と池上梅園の周辺図。

大田区のホームページによりますと2月下旬で梅は六分咲き程度であり、3月に入ってもまだ楽しむことができるようです。

[アクセス]

東急池上線「池上駅」から徒歩20分
都営地下鉄浅草線「西馬込駅」から徒歩10分

<補足情報>

開園時間/ 9:00~16:30(入園は16:00まで)
休園日/ 毎週月曜日(2月と3月は開園)、年末年始
入園料/ 100円(16歳未満は20円)

<参考リンク>

大田ナビ (大田観光協会)
池上梅園 (大田区)

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