「夏休み、海に行きたい!」誰もが願うそんなささやかな夢が、医療的ケア児や重度心身障害児の家族にとっては、大きなハードルとなる現実があります。しかし、今年、そんな家族の願いを叶えるイベントが開催されます。安全に、そして心ゆくまで海を楽しめるように、医療従事者が徹底サポート。忘れられない夏の思い出作りに奮闘する、彼らの温かい取り組みに迫ります。
「命のバトン」が繋ぐ、特別な海水浴イベント。
一般社団法人(Orange Kids Care Lab.)は、医療的ケアが必要な子供や重度心身障害を持つ子供、そしてその家族が、安心して海水浴を楽しめるイベントを今年も開催します。これは、普段なかなか海へ行く機会が少ない家族にとって、かけがえのない夏休みの思い出を作るための貴重な機会となります。イベントでは、看護師や理学療法士、保育士といった多職種専門職がサポートにあたり、子供たちの状態に合わせた個別支援を実施。安心して海に入れるように、万全の体制が整えられています。

医療従事者が徹底サポート! 安心・安全に海を楽しむ秘密。
このイベントの最大の魅力は、医療従事者による手厚いサポート体制です。水中で使う「浮き具」や「担架」などの補助具を使い、子供たちが安全に海に入れるように工夫されています。さらに、子供一人ひとりの健康状態や発達段階に合わせた「個別プログラム」が組まれており、それぞれのペースで無理なく海を楽しめるよう配慮されています。これにより、家族は安心して子供たちの笑顔を見守ることができるのです。
家族みんなで最高の夏! 忘れられない思い出を。
この海水浴イベントは、子供たちだけでなく、日ごろ介護に奮闘する家族にとっても、心身のリフレッシュとなる貴重な機会となります。普段は医療的ケアで手がいっぱいになりがちな保護者も、この日ばかりは子供たちとともに思いっきり水遊びを楽しむことができます。過去の参加者からは、「子供の笑顔が見られて本当に嬉しい」「家族みんなで同じ時間を過ごせて、最高の思い出ができた」といった感動の声が多数寄せられています。

本イベントは、8月9日(土)に福井県鷹巣海水浴場(福井県福井市浜住町、海の家「小西亭」)で開催されます。一般社団法人(Orange Kids Care Lab.)は、これからも地域で暮らす子供たちの未来を育むために、さまざまな活動を展開していくとしています。