ソトコト編集長が若手フランチャイズオーナー・佐伯杏菜さんと語るマクドナルドのフランチャイズビジネス、その魅力とこれから。

| | マクドナルド×ソトコト特別対談| | ソトコト編集長が若手フランチャイズオーナー・佐伯杏菜さんと語るマクドナルドのフランチャイズビジネス、その魅力とこれから。

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2022.12.05

次の世代を担うフランチャイズオーナーを積極的に募集し採用している日本マクドナルド。マクドナルドが持続可能な成長とともに社会に貢献し続けるためには、各地でお店を支える、多様性のある新しいフランチャイズオーナーたちの存在が欠かせません。今回、小誌編集長・指出が沖縄県で3店舗のフランチャイズオーナーを務める佐伯杏菜さんのもとを訪れ、マクドナルドのフランチャイズビジネスについて、その魅力や未来について語り合いました。

宝塚歌劇団を退団し、故郷・沖縄で マクドナルドの仕事をスタート。

佐伯杏菜さん(以下、杏菜) はじめまして。指出さんは、マクドナルドの思い出ってありますか?

指出一正(以下、指出) 僕は群馬県高崎市の出身ですが、ものごころがつく頃、まちの中心部にマクドナルドが出店しました。とても話題になり、小学生になると友だちと一緒に食べに行くようになりました。ある日、クルーのお姉さんが僕と友だちに、「もし興味があったら、カウンターの中を見てみない?」と誘ってくれました。マクドナルドの帽子を被って、うれしさ半分、緊張半分の気持ちで中に入ったら、クルーのお兄さんたちも「ようこそ!」と笑顔で迎えてくれて、パティの焼き方や「マックフライポテト(R)」の揚げ方を教えてくれました。「僕たちが食べているハンバーガーはこんなふうにつくられているんだ」と知ることができた、貴重な体験をさせてもらいました。

杏菜 素敵な体験ですね。私は子どもの頃、父は日本マクドナルドの本社に勤め、母は店舗のクルーとして働いていましたから、私には「ケチャップの血が流れている」と言われて育ちました(笑)。中学を卒業後、『宝塚歌劇団』に入団するために『宝塚音楽学校』に進学しました。『宝塚おとめ』という雑誌に団員のプロフィールが掲載されているのですが、私は好きな食べ物に「マックフライポテト」と書いていたほどマクドナルドが好きでした。

指出 マクドナルドが大好きだったからこそ、フランチャイズオーナーを目指そうと思われたのですね?

杏菜 はい。『宝塚歌劇団』で夢を追っていましたが、沖縄に帰りたいという思いがだんだん強くなりました。一度、帰省したときに、フランチャイズオーナーになっていた父とともに店舗訪問の機会をもらって、ドライブスルーの仕組みを紙に書いて教えてくれて、「注文を取るまで何秒で」というような具体的な仕事の流れを知り、私も沖縄に戻って、チャレンジしてみたいという気持ちになりました。

佐伯憲一さん(以下、憲一)
 私としては、マクドナルドの仕事に就かせたいという気持ちで教えたわけではなく、合理的なシステムを自慢したくて(笑)、一つひとつ説明した覚えがあります。

杏菜
 人生を左右する大きな決断って、考えすぎると躊躇しがちになります。だから、あえて考えすぎないように、軽い気持ちで「やってみようかな」と決断しました。ただ、マクドナルドの仕事の経験は一切なかったので、アルバイトからのスタート。25歳のときです。フランチャイズオーナーの娘ということで気を使ってほしくなかったので、他のフランチャイズ法人の店舗で雇っていただきました。

指出 お父さんから教わる仕事と、他の店舗で覚える仕事。複眼的に学ばれたことが、今のお仕事に活きているのでしょうね。

持続的に働けるよう、 女性の働く環境づくりに取り組む。

指出 『宝塚歌劇団』というと「女性の世界」というイメージがあります。宝塚で学ばれたことも今、活かされていますか?

杏菜 チームワークです。宝塚では初舞台にラインダンスを踊るのですが、足を上げる高さや顔を向ける角度など、全員がすべての動きを揃えなければ美しく見えません。心を一つにすることが何よりも大切になります。マクドナルドでの仕事も同じです。また、私は仕事のなかでフロアーサービスがいちばん好きなのですが、お客様に喜んでいただくための態度やフロアーでの立ち居振る舞いも、宝塚で学んだ経験が生きています。

指出 若手オーナーとして杏菜さんへの期待を感じることはございますか?

杏菜 沖縄へ戻ってきた頃は、私のような若手で、かつ女性候補が少なかったので、そのパイオニアになりたいという気持ちはありました。12年が経ち、女性である私がオーナーになった今、周囲からは女性が働きやすい環境をつくることを期待されているように思います。

指出 そのためにどんなことが必要でしょうか?

杏菜 私はまだ結婚も出産も経験がありませんが、女性は結婚・出産の過程で仕事に対する価値観や向き合い方が変化していくことは想像がつきます。そんな女性スタッフの要望をなるべく聞き入れ、働き方を考慮するようにしたいと思っています。でなければ、女性が持続的に働いたり、管理職に就いたりすることは難しくなるでしょうから。

憲一 ある店舗には、出産休暇と育児休暇を3回ずつ取得し、そのたびに復職して、タイトル(役職)を昇進させ、現在は店長になって働いている女性もおられますよ。

杏菜 働く環境づくりは、フランチャイズオーナーを含め、店長やオペレーションコンサルタントなどさまざまな立場の方に相談しながら取り組んでいきたいです。そういったスタッフが同じような考えを持っていれば、働く環境も変えていきやすいでしょうから。それも、チームワーク。女性が働きやすい環境をつくることで、組織全体も強くなれるはず。

指出 おそらく、お店には子育て中の母親もいらっしゃることでしょう。そんなお客様とのやり取りからも、女性が働く環境づくりのヒントが得られるかもしれませんね。

杏菜 女性を含め、多様なスタッフやお客様が集う店舗づくりをしていきたいです。地域の方々がマクドナルドという場所を自由に使える、地域に開けたコミュニケーションの場になることを願っています。

若手のオーナーとして大切にするもの。 それは、人。

指出 若手オーナーとして心がけていることは何ですか?

杏菜 今、父から3店舗を承継しています。そこでのメインの仕事はオペレーションに関するコンサルティングで、店舗のセールスと利益の最大化を、店長を介して行うことです。ただ、父と比べると私はまだ未熟なので、スタッフの尊敬を集めてリーダーシップを発揮するまでには至っていません。私は、スタッフから共感を得られるようなリーダーになりたいです。共感を得るには、強制しないことが大事。また、店長は私より年上でキャリアも長いので、そんな方々の心に響くアプローチの仕方を取るよう心がけています。

承継した店舗の一つ、329与那原店。
329与那原店の内観。

指出 フランチャイズオーナーに必要なスキルは何でしょう?

杏菜 スキルと言うより、大事なのはパッションだと思います。どんなに優秀なキャリアがある方でも、「この店で働きたい」「こんな仕事がしたい」という熱意がなければ人を引きつけることはできません。

指出 お仕事をされていて、どんなときに喜びを感じますか?

杏菜 関わった仲間が成長していく姿を見ていると、私自身のモチベーションも上がり、エネルギーをもらうことができます。それが大きな喜びですね。

指出 お父さんは1995年からオーナー業を務められています。その貴重なご経験の中で、杏菜さんが受け継いでいきたいと思っていることは何でしょう?

杏菜 受け継ぎたいのは、父がいつも口にしている、「ピープルビジネスを構築して、ハッピービジネスを実現する」というビジョンです。いいビジネスを実現するには、「関わるすべての人を大切にすること」を意識しながら、コミュニケーションを取るようにしています。

指出 それは、ウェルビーイングの実現という面でも大事な視点だと思います。お父さんから思いを受け継ぎつつ、ご自分流にバージョンアップしていきたいと考えていることもあるのでしょうね。

杏菜 時代の変化やお客様のニーズの変化には柔軟に対応していきたいです。たとえば、販売チャネルが増えたこともその一つ。これまでは、ご注文はカウンターかドライブスルーで受けていましたが、今はモバイルオーダーやデリバリーなど多様な形があります。スタッフにおいても、以前は昇格や昇給に重きを置いていた方が多かったと思いますが、最近の世代は「休みをしっかり取りたい」とか、「プライベートも充実させながら働きたい」といった働く環境を重視する方も増えています。そういった変化も意識しながら仕事に向き合っています。

憲一 昔と今の違いはいろいろあると思いますが、フランチャイズオーナーとして必要なのは、「マクドナルドが好き」という気持ち。その気持がなければ、目標も出てこないだろうし、仕事の楽しさも感じにくいと思います。店舗の運営や経営は学べば身につきますが、好きだという気持ちは学んで身につくものではありません。マクドナルドのファンであるお客様に、心のこもったサービスを提供するために欠かせないのは、マクドナルドが好きだという気持ちです。

杏菜 私もそう思います。この記事を読まれて、フランチャイズオーナーになりたいと思われたマクドナルドファンの方は、ぜひ挑戦していただきたいです。私は小さい頃から、父に「これしなさい、あれしなさい」と言われたことが何一つなく、全部自分で考えて行動するよう促されて育ちました。大人になった今も、先輩方のやり方を見て、学んで、自分で考えるための引き出しを増やしています。そんな先輩方に恵まれていたからこそ、オーナーシップが自然と育まれ、自分で判断し、行動できるようになってきたと思います。自分で考え、自分を信じて、挑戦してほしいです。

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\マクドナルドのフランチャイズオーナーについて。/

日本におけるマクドナルドのフランチャイズオーナー(フランチャイズ法人のオーナーオペレーター)は、約200名。その平均店舗数は10店舗で、平均年商は約20億円です。その規模からマクドナルドのいちフランチャイジーに留まらず、地域を代表する企業として地域への貢献が求められます。現在、マクドナルドでは、オーナー家族間での事業承継はもちろん、外部からの多様な人材も含め、次の世代を担う若手フランチャイズオーナーを広く募集、採用しています。詳しくは、https://www.mcdonalds.co.jp/company/fc/

対談した人

佐伯杏菜さん

さえき・あんな●『宝塚歌劇団』で活躍後、2010年に故郷へ戻り、マクドナルドのフランチャイズオーナーを目指してアルバイトからスタート。現在は、父・憲一さんが運営する店舗のうち3店舗を承継し、フランチャイズオーナーを務める。

佐伯憲一さん

さえき・けんいち●大阪府茨木市のマクドナルドのアルバイトを経て、日本マクドナルドに入社。沖縄地区、大阪地区、関西地区、四国地区などの勤務を経て、退職。現在は沖縄県内13店舗のフランチャイズオーナーを務める。

指出一正

さしで・かずまさ●未来をつくるSDGsマガジン『ソトコト』編集長。観光以上・定住未満の新しい地域との関わり方である「関係人口」の第一人者として、ライフワークと取材を通じて訪れた数多くの地域やローカルプレイヤーの活動、SDGs、ウェルビーイングに関する知見を活かし、地方自治体の関係人口創出講座の総合監修やメイン講師、官公庁の委員などを務める。

photographs by Masayuki Sesoko text by Kentaro Matsui