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晴れの国出身のわたしが雪のある高島生活で知った4つのこと

田中可奈子

田中可奈子

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晴れの国出身のわたしが、東京暮らしを経て、ご縁あって虹のまち滋賀県高島市に住んでいます。晴れの国の中でも瀬戸内海から徒歩圏内だったわたしにとって、雪のある生活は想像もしていませんでした。雪のある生活での気づき4つを書いておきます。

目次

雪遊びは遊び着NG

当時保育園に通っていた2歳の娘のクラスからのお便りに書かれてあった「スキーウェアーをもってきてください」にオドロキと困惑・・・

スキーするんですか???(わたし)

園庭で雪遊びをします^^;(先生)

こんなに小さい子のスキーウェアーが世の中に存在することも知りませんでした。そして、長靴とかレインコートレベルではどうにもならないほどの本気の雪遊びを、楽しみます。

小学生の子どもたちは、授業でスキー教室の日があったり、雪の日はスキーウェアーで片道1時間ほどの道を登下校しています。

子どものスキーウェアーは、雪道のスタッドレスタイヤと同じくらい必須でした。

脱輪は地域力が試される!

とても雪が多かった2021年の冬、道幅が狭く横を小川が流れている家の前では脱輪が頻発しました。川が除雪した雪で覆われてしまい、道幅が分かりづらい上に路面が滑りやすかったみたいです。

脱輪したらJAFでしょ

と思っていたのはわたしだけでした。どこからともなく人が集まってきて、足場とかマットとか納屋にある道具までが色々と運び込まれ、あれこれして脱輪を脱出したんです。

この冬わたしは「なんとかする力」と「ご近所さん大切」を学びました。

雪かきは冬の市民スポーツ

山間部はもちろん平野部にも雪が積もることが年に2回ほどあります。これでも温暖化の影響で積雪量は減っているらしく、先日「昔は屋根の上を歩いて遊びに行った」と笑いながら話しているのを聞き、びっくりしました。

一部の道の中央には消雪パイプ(地下水が吹き出て雪を融かす仕組み)というものが設置されています。水が出る穴によっては勢いが強過ぎるところもあって、子どもたちは上からの雪と下からの水で、学校に着いた頃にはスキーウェアーがびちょびちょになります。

降雪が続くと早朝から「ザーーザーー」という雪かきの音で、目覚めます。

雪かきをするほど昨晩降ったんだ

と気づかされ、恐る恐るカーテンをあけて外の様子を確認したあと、わたしも雪かきに参加します。

積雪量が多かった2021年

雪かきは、半ば強制参加の市民スポーツですね。

雪も貴重な資源

高島市から琵琶湖へ流れ出る川からの水は、琵琶湖の水の約3分の1を占めていると言われています。比良山系に降った雨や雪解け水が、伏流水となり、水がキレイで豊富な地域でもあります。

また、発酵文化の残る滋賀県。琵琶湖と周辺の自然を基にした淡水の発酵文化は滋賀独自と、先日知りました。まだまだ、知らないことばかりです。

自然が時に厳しい土地ですが、高島市はそれ以上に自然の恵みの豊かな土地ですよ。

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