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注目! | ロフト×ソトコト|2025年秋の「ロフコト雑貨店」へようこそ!

おやつから生まれるコミュニケーション。ロフコト流「3時のおやつ」の魅力に迫る【ロフコト雑貨店】

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2022年から生活雑貨専門店『ロフト』と『ソトコト』が展開している「ロフコト雑貨店」。第6弾のテーマは「3時のおやつ」だ。このキャッチーなテーマに至るまでの背景や商品の持つストーリー、心踊るデザインについて、ロフト 新規MD開発スタッフの小野佳幸さんと岩島勇斗さんに話を聞いた。

目次

「食から生まれるコミュニケーション」に着目。

単なる食の追求ではなく、食にまつわるストーリーや人に注目し、生活がちょっと楽しくなるものが見つかる「ロフコト雑貨店」。これまで「お茶」、「米」、「麺」、「果実」という食の素材、次いで食の場としての「三河屋」を取り上げてきた。今回のテーマは「3時のおやつ」だ。

『銀座ロフト』外観。

テーマを決めるにあたり、「食の場」からさらに視野を広げて「食の時」と「食から生まれるコミュニケーション」に着目したと小野さんは話す。「例えばおやつ周りの生活習慣には“おすそ分け文化”があり、そんなおやつを相手に気持ちよく受け取ってもらうためのおすそ分け袋があります。またお菓子を”包む文化”に風呂敷というアイテムがあります。『3時のおやつ』をきっかけに会話が弾んだり、リラックスした時間を過ごしたり、そんな豊かな時間を過ごしてほしいという思いを込めました」。

おやつを渡す際に活躍する風呂敷。かつては紙の代わりによく使われていたそうだ。

肩肘張らずに楽しめる「3時のおやつ」。

しかし、ひと口に「おやつ」と言っても、そのジャンルは駄菓子から百貨店の贈答用まで幅広い。小野さんは「まず、どこからどこまでを『ロフコト雑貨店』で扱うかが悩ましかった」と振り返る。「家族や友人とリラックスして過ごすおやつタイムをイメージし、肩肘張らずに楽しめるもの、ローカルで、ストーリー性があって楽しめるものといった視点で全国のおやつをセレクトしました」。

“大阪万博”を彷彿とさせる「おおさかばんぷく かりんぽい」。

さらに商品を探す中で、これまで知らなかったおやつとの出合いがあったそうだ。「例えば島根のどじょう掬い饅頭は、今回初めて知ったおやつです。60年以上の歴史があり、食べてみるとすごくおいしい。今回の企画で新たな発見がたくさんありました」とはにかみながら教えてくれた。

左/ロフト 新規MD開発スタッフの小野佳幸さん、右/同 岩島勇斗さん。

レトロなお菓子缶が復活!?

今回の「ロフコト雑貨店」で特徴的なのが、売り場の広い面積を占める“お菓子缶”の存在だ。お菓子缶コレクターの中田ぷうさんの協力を得て、老舗のものからキャラクターのものまで、さまざまなお菓子缶が集められた。

全国各地のお菓子缶が集まった。

小野さんは「ロフトはもともと生活雑貨を取り扱う業態です。お菓子缶は、中のおやつを食べた後に文具やキッチン用品などを入れる缶として使うことができ、生活雑貨との相性がすごく良い。これは新たな発見でした」と話す。客からも大好評で、一部のお菓子缶は「ロフコト雑貨店」会期終了後も継続販売される予定という。

そして今回の「ロフコト雑貨店」をきっかけに販売再開に至った缶がある。それが、大阪の老舗コーヒー卸し店『山本珈琲』によるドリップバッグコーヒー入りの缶だ。真っ赤な色に黄色のロゴが印象的だが、実はこのデザイン、何十年も前に業務用キャニスター缶で使われていたものなのだ。

『山本珈琲』の業務用キャニスター缶。豆を卸していた喫茶店などに置かれていたという(画像の缶は中田ぷうさんのコレクション)。

「デザインが古いから売れないよ」と言う『山本珈琲』のベテラン社員に対し、若手女性社員が「今の時代、このデザインは若い人を惹きつけるはず」と押し切って、これをモチーフにした四角のキャニスター缶を復刻。再販にこぎ着けたのだという。

岩島さんは、「3時のおやつの編集の切り口に合う商品を見つけたと思っても、問い合わせてみたら終売していたりと苦労もありました。でも結果的に、一つひとつストーリーのある商品が集まり、お客様に大変好評です。店頭POPや冊子『ロフコト』のコメントも含めて、ぜひ楽しんでいただきたいです」と笑顔で話してくれた。

冊子『ロフコト』は『銀座ロフト』と『渋谷ロフト』の店頭で配布されている。

遊び心いっぱいの空間。

そして「ロフコト雑貨店」に欠かせない魅力の一つは、思わず笑顔がこぼれるような、遊び心いっぱいの空間だ。

『銀座ロフト』1階にある什器。足を止める客も多い。

緑をベースとした印象的な冊子の表紙デザインを手掛けたのは、「遊びのデザイン」をテーマに紙のパズル、グラフィック折り紙等を創作するデザインユニット「COCHAE(コチャエ)」。今回の企画でもその遊び心を発揮し、当初の予定には無かった装飾デザイン用の“マリオネット風”の人形もデザインしてくれたという。

「COCHAE」がデザインしたアイテムの数々が店頭に並んでいる。岡山名物「きびだんご」のパッケージも「COCHAE」によるもの。

「旅するおやつ」「新しいレトロなおやつ」「自然のおやつ」の各棚には、それぞれ歴史やストーリーを持った商品が並んでいる。まるで宝石のような美しいおやつや懐かしさを感じる文具など、眺めるたびに発見があり、宝探しのような気分を味わえるはずだ。

「食べる宝石」とも称される琥珀糖は、インバウンドに大人気だという。

誰かに気の利いたプレゼントを贈りたいとき、頑張った自分にご褒美をあげたいとき、何か心踊るものに触れたいとき……そんなときはぜひ「ロフコト雑貨店」に足を運んでみてほしい。きっとあなたのお気に入りの一品が見つかるはずだ。

ロフコト雑貨店「3時のおやつ」

■渋谷ロフト
住所:東京都渋谷区宇田川町21-1
TEL:03-3462-3807
期間:2025年8月30日(土)〜10月9日(木)

■銀座ロフト
住所:東京都中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館1階〜6階
TEL:03-3562-6210
期間:2025年8月30日(土)〜10月1日(水)

■ロフト ネットストア
https://www.loft.co.jp/store/r/rlf40/

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