埼玉県越谷市の東埼玉資源環境組合(リユース)第一工場展望台で、今年も「こしがや田んぼアート」が見頃を迎えています。2025年のテーマは、連載開始40周年を迎えた人気漫画「シティーハンター」。主人公の冴羽獠(さえば・りょう)とヒロイン槇村香が、越谷の田園風景に迫力満点のビジュアルとして登場しています。
無料で楽しめる80mの絶景展望台

地上80mの展望台から見下ろす田んぼアートは、入場無料でありながら迫力満点。行田市の田んぼアートが有料(大人500円)であるのに対し、越谷市は駐車場も展望台も完全無料という太っ腹ぶりが魅力です。
展望台公開時間
- 平日のみ:9時〜17時(受付16時30分まで)
- ※土日祝日は通常営業時間外のため要確認
- ※10月上旬まで公開予定
天気が良ければ富士山も眺めることができる360度の大パノラマも楽しめ、越谷の街並みと自然豊かな田園風景を一望できます。
地域と作品が織りなすコラボレーション
今回のデザイン選定について、越谷市観光協会の中村所長は「シティーハンターが今年40周年を迎える年であり、子育て世代の親がちょうどターゲットになると考え、制作会社に相談したところ、イベントや告知協力など、共に考えながら進めていければということで、デザインの了解も得ました」と語っています。
「獠」と「香」、そして、あの「100tハンマー」を描きますという今回の作品。展望台には、作中に登場する伝言板も登場しており、シティーハンターの世界観を楽しむこともできます。
市民参加型の協働プロジェクト
6月7日に行われた田植えには多くの市民が参加し、地域一体となって作り上げるプロジェクトとして定着しています。参加費は大人2,000円、4〜5歳は1,000円で、おにぎり弁当とお茶付き、収穫後にはお米のプレゼントもあります。
16回目を迎える今年の田んぼアートは、「こしがや田んぼアート」をメディアと連携しながら広く外部へ発信し、市内はもとより、より多くの市外の方々にもご来場いただき、ご覧いただきたいという思いが込められています。
限定グッズも見逃せない
8月初旬より、田んぼアートカードも無料配布される予定です。毎年絵柄が変わるコレクションアイテムとして人気で、以下の場所で配布されています:
- 東埼玉資源環境組合リユース受付(8月の土日は展望台受付)
- ガーヤちゃんの蔵屋敷
- 水辺のまちづくり館
アクセス情報
東埼玉資源環境組合(リユース)第一工場展望台
- 住所:埼玉県越谷市増林3-2-1
- 公開期間:7月中旬〜10月上旬
- 入場料:無料
- 駐車場:無料
アクセス方法
- 東武スカイツリーライン越谷駅東口から朝日バスで「いきいき館」下車徒歩5分
- 新越谷駅東口・南越谷駅南口からタローズバスで「総合体育館前」下車徒歩8分
- 越谷レイクタウン駅北口からタローズバスで「森西川」下車徒歩6分
都心から気軽に楽しめる田んぼアート
越谷市の田んぼアートは、都心から近い上に無料の展望台があり、上から全体を鑑賞することができるのが魅力です。行田市の鬼滅の刃田んぼアートが最大4時間待ちという盛況ぶりを見せる中、越谷市なら比較的ゆったりと鑑賞できるのも嬉しいポイント。
もうすぐ夏休みも終わり…思い出作りに、是非田んぼアートを見に行ってくださいねという地元からの声にもあるように、夏の終わりの特別な体験として、家族連れにもおすすめのスポットです。
日本の伝統的な稲作文化と現代のポップカルチャーが見事に融合した越谷の田んぼアート。今シーズンの締めくくりに、無料で楽しめる地上80mからの絶景とともに、シティーハンターの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
問い合わせ
- 田んぼアートについて:(一社)越谷市観光協会 ☎048-971-9002
- 展望台について:東埼玉資源環境組合計画課 ☎048-966-0121