夫に「同じ白なのに、何でみんな白鳥ばかり写真を撮るの?」と聞いたら
「サギはずっといるからじゃない」
と言っていた。ずっといると、注目されないのか…

山形と埼玉の二拠点生活を始めて約半年が経った。なるべく頻繁に行き来をしようと心がけているけれど、もしかしたらもっと稀でも良いのかもしれない?そろそろ飛来の時期だ!と地域が色めき立つように、私も白鳥理論で「夏しか山形にいない」と決めてしまえば、希少価値により注目が集まるのだろうか⁉︎
……いや、注目が集まったところで何か役に立てる事があるだろうか。
それはさておき、コハクチョウ
山形県大石田町の徳良湖で見た白鳥(オオハクチョウ)は、大きくて筋骨隆々でちょっと怖いイメージだったけれど、埼玉県川島町のコハクチョウは程よいサイズ感で可愛かった。首を振りながら会話する姿も、水草を食べる姿も、飛び立つ姿も魅力的なのだ。

夫はこうも言っていた。
「あと、名前も良くない。サギって。」
カメラを持ったたくさんの人々が全くいない離れた場所で、2羽の白サギが優雅に佇んでいた。シュッとしていて好きだけどな、と思う。ただ、写真は撮らなかった。カメラロールを探したけれど、1枚もなかった。
春も夏も、秋が来てもずっといるから、いや、たぶんそんなことも考えたこともないくらいあたり前の光景は、心をかき乱されなくていい。
移動することと根付くこと
自分にはどっちが合っているのかなと考える。我が家の白ネコは、移動はうんざりだと思っているだろうけど、答えはまだ出ない。

川島町HPより、お願い。
・大きな声を出さず、静かに観察してください 。
・白鳥に餌を与えないでください 。
・犬の散歩はリードをつなぎ、白鳥に近づけないようにしてください。
・犬が吠える場合は、吠えるのを止めさせ、川岸から遠ざけてください。
・禁煙にご協力ください。また、ゴミはお持ち帰りください。
・フラッシュ撮影、ドローン使用はおやめください。