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ソトコトペンクラブ

やまがたでUMAを探す話

佐藤恒平

佐藤恒平

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UMAとは未確認生物のことで、 Unidentified Mysterious Animal という和製英語を略した名称になっています。11月に新聞の企画で山形の未確認生物特集の監修役を務めさせてもらったのですが、そこでも取り上げた山形で実際に見ることができる未確認生物をご紹介します。

目次

山形UMAの特集企画とは

11月1日、山形新聞紙齢5万号記念プロジェクト『山形にUMAはごまんといる!』の特別誌が発行されていました。

企画のメインは、空想や妄想で「未知なる生き物」や「いたらいいなと思う生き物」で山形県に存在しそうなUMAを考えて応募する読者投稿企画なのですが、表紙には山形で実際に目撃情報があったUMAが紹介されています。

僕は地域振興サポート会社・まよひが企画の名で、この企画内の山形県にゆかりあるUMA情報の監修を務めさせてもらいました。上記のリンクから全記事が閲覧できます。

この話をいただいたのは、ソトコトが企画運営をする「カネヤマノジカンデザインスクール」でも、講師を務められている吉野敏充さん(吉野敏充デザイン事務所)と、同企画のPVの制作を手がけているStrobelightさんからのお声がけでした。

UMAのお仕事が依頼されたワケ

新聞のUMA企画も、誌面の構成・取材などを吉野さんとStrobelightさんが担当されていたのですが、お二人とも、僕が美術大学の学生だった頃に、ツチノコを捕獲して販売するまちおこし企画をやっていたことを知っていたので、山形県県内のUMA情報の監修依頼をくださったのでした。

20代のころ、僕がまちおこしの企画として捕獲・販売をしていたツチノコ。まちおこし企画に使うくらい、僕はご当地UMAが好きなのです。

ツチノコ獲りの話は、経緯を話すとだいぶ長くなってしまうので今回は置いておいて、尊敬するクリエイターの大先輩たちからシュールなオファーをいただき、気合十分に紹介をさせてもらいました。

魅力的な山形のUMA

そんなこんなで候補を挙げたいくつかの山形UMA情報。

その中から誌面に掲載してもらったのは、人面魚、タキタロウ、フラッドウッズモンスター、ケサランパサラン、ウマバミのミイラ、龍馬(りゅうば)の6体でした。

タキタロウはマンガ釣りキチ三平にも登場する大鳥池の怪魚で、秘境での釣り好きの心を魅了する山形の代表的なUMAです。現地にはタキタロウ記念館があり、タキタロウまつり(5月)も開催されています。

また、国産ミイラ(即身仏)が最も多く実存する山形県。だからこそ知ってほしい未確認生物として、ウワバミのミイラがあります。これは8メートルくらいあると噂される大蛇の頭部のミイラなんですが、僕の住んでいる朝日町の大沼地区に収蔵されています。

そして、中でも僕がこのペンフレンドの記事を見てくださっている皆様にお薦めしたいのが、山形県内で最も気軽に会う事ができるUMA「ケサランパサラン」です。

気軽に会える山形のUMA

このケサランパサランは、持っている人に幸運やお金をもたらす毛玉状のUMAです。植物なのか動物なのかよくわかっていないのですが、化粧品の「おしろい」を食べて成長するという言い伝えがあります(※ケセランパサランとも呼ばれています)。

このUMAに気軽に会える場所、それが山形県鶴岡市にある加茂水族館です。大きなクラゲの展示水槽があることで有名な水族館です。

大きなクラゲの展示水槽。中央にいるのは未確認生物ではなく、娘を肩車した僕です。

この水族館の見学通路に入ってすぐのところにある展示台には、なんとケサランパサランが展示してあるのです。

展示説明には、衣類が豊富になる、病気にならない、お金持ちになるといった良い事づくめの効能が表記されています。

水族館なのに魚より先にUMAが見られるという、攻めた展示スタイルにツッコミを入れたくなりますが、何を隠そう娘が産まれる前の安産祈願にと、僕ら夫婦で加茂水族館のケサランパサランのもとを訪れています。

結果として元気な娘と度々この水族館を訪れることができているので、効果を信じるか信じないかはあなた次第です

ぜひみなさんも、幸運のUMAと出会いに山形にお越しいただけたら幸いです。

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