株式会社トリトンフーヅは、血圧が比較的高めの人において、食事の最初にめかぶを食べる「めかぶファースト®」の実施が、脚や顔のむくみの軽減及び血圧の低下に効果がある可能性を明らかにしました。
今回の試験では、むくみの軽減および血圧の低下に対して効果が期待できることが示唆されましたが、この結果には、食塩の摂取量が多い被験者においては、めかぶに含まれるアルギン酸のナトリウム吸収抑制作用、すなわち排塩効果が、腸内で作用したことが要因の一つであると考えられます。
「めかぶファースト®」血圧およびむくみに対する試験結果
(A)非摂取群※1(29名、年齢:47.8±8.7歳) (B)めかぶ摂取群(27名、年齢:48.2±9.9歳)
普段の食事の中に、4週間(2022年2月19日~3月19日)毎日、1日1回、朝・昼・夕のいずれかの食事で、かつ献立の中で一番最初に、めかぶ35g(宮城県産めかぶ)をタレなどは付けず、また加熱調理などもせず、そのまま食べてもらいました。
同試験では、むくみの自覚症状を、VAS(Visual Analogue Scale)法によるアンケートにより、主観的に評価をしてもらいました。
その結果、脚や顔のむくみが軽減されることが示唆されました。すなわち、被験者全員に対して実施したむくみの自覚症状に関するアンケート調査では、めかぶを毎日摂取していたグループは、試験開始前と試験終了後に評価した「脚のむくみ」や「顔のむくみ」、「目の周りのむくみ」といった11項目の全てにおいて、症状が軽減していると回答しました(図1)。
また、同試験では、むくみが引き起こす脚の疲労に関しても、軽減されることが示唆されました。
※1 めかぶを摂取しない群
その結果、試験開始前の収縮期血圧が140 mmHg未満の被験者において、 「めかぶファースト®」 を4 週間継続して行うと、収縮期血圧が有意に低値を示し(p<0.05)、拡張期血圧も低値を示す傾向が認められました(図2) 。
このことから、循環器系疾患の発症リスクが高いとされている正常高値血圧者やむくみに悩む人々にとって、「めかぶファースト®」を継続することは、有意義であると言えます。
「めかぶファースト®」について
(https://www.triton-foods.com/mekabu_first/)。食後血糖値の急激な上昇は糖尿病や肥満、心血管疾患、アルツハイマー型認知症など健康に対し、様々な悪影響をもたらすと言われており、「めかぶファースト®」は手軽ながら様々な効果が期待できる健康法です。