葉隠勇進は、受託先である東京都江戸川区内の小学校で、「SDGs」をテーマにした学校給食を提供しました。
食品ロス削減を目指した「だしがらふりかけ」や、江戸川区の地場産食材で地産地消を促す「小松菜とツナの和え物」など、児童がSDGsを身近に感じられるよう一品一品に工夫を凝らしました。
江戸川区は、2月の給食で、全小中学校が「みんなの給食」の日を設け、SDGsを発信しました。
みんなの給食とは、学校給食とかかわる取り組みからSDGsを考える機会となるように、江戸川区が区内全小中学校の2月の給食に設けた企画です。
児童生徒のみなさん、保護者のみなさん、地域のみなさんに向けて「SDGs」を発信します。
目次
食品ロス削減や地産地消、そしてみんなが食べられる「SDGs給食」
葉隠勇進の鳴海安希子栄養士が考案したSDGs給食の献立は全部で4品。鳴海栄養士は、児童が「みんな」で給食からSDGsを考えられるように、牛乳以外のアレルギー食材を使用せず全員が食べられる内容にするなど様々な工夫を凝らしました。
・だしがらふりかけ
出汁をとった後のかつおぶしをふりかけとして活用しました。食材の廃棄を減らしたうえに、残食もほとんど出ないほど人気メニューだったため、食品ロス削減に貢献できました。
出汁をとった後のかつおぶしをふりかけとして活用しました。食材の廃棄を減らしたうえに、残食もほとんど出ないほど人気メニューだったため、食品ロス削減に貢献できました。
・ゼリーフライ
おからを主な食材とした埼玉県行田市の郷土料理。ゼリーフライでは、お肉を使わない代わりにおからをたんぱく源として有効活用できます。おからは食用としての利用率が低く、廃棄されることも多い食材ですが、たんぱく質や食物繊維、マグネシウムなど豊富な栄養を含んでいます。児童たちは食べるとコロッケのような食感で驚いていましたが、「美味しい!」と言って口に運んでくれました。
おからを主な食材とした埼玉県行田市の郷土料理。ゼリーフライでは、お肉を使わない代わりにおからをたんぱく源として有効活用できます。おからは食用としての利用率が低く、廃棄されることも多い食材ですが、たんぱく質や食物繊維、マグネシウムなど豊富な栄養を含んでいます。児童たちは食べるとコロッケのような食感で驚いていましたが、「美味しい!」と言って口に運んでくれました。
・小松菜とツナの和え物
江戸川区の郷土野菜である小松菜をたっぷり使用した地産地消をテーマにした一品。子どもたちに人気が高いツナを一緒に和えることで、みんなが食べやすい味に工夫しました。
江戸川区の郷土野菜である小松菜をたっぷり使用した地産地消をテーマにした一品。子どもたちに人気が高いツナを一緒に和えることで、みんなが食べやすい味に工夫しました。
・根菜みそ汁
さつまいもと、かぶを皮付きで調理しました。かぶは葉も無駄にせず活用し、栄養素もたっぷりの具沢山みそ汁になりました。
さつまいもと、かぶを皮付きで調理しました。かぶは葉も無駄にせず活用し、栄養素もたっぷりの具沢山みそ汁になりました。
この日の献立全体の残食率は2%ほどに抑えられました。また鳴海栄養士は、「給食だより」を作成し、児童が保護者と一緒にSDGsを考えられるように、給食とSDGsの繋がりや今回の給食のポイントを伝えました。
葉隠勇進 鳴海安希子栄養士がSDGs給食に込める想い
給食は、学校生活の中で子どもたちが楽しみにしていることの1つでもあると思うので、そこからSDGsを学ぶということはとても良いと思います。自分の好きなこと、楽しいと思っていることからだと、新しいこと(SDGs)について興味を持ちやすいです。低学年の子どもたちには、まだ理解が難しい部分も多くあると思いますので、より良い「みんなの給食」にできるように、まずは私自身もSDGsについて理解を深め、行動したいと思っています。