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2月6日はお風呂の日。お風呂の日の由来、山梨県甲府市「湯村温泉」にまつわる伝説をご紹介!

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目次

お風呂の日の由来

2月6日は2(風)と6(呂)で「お風呂の日」。平成28年に一般社団法人「日本記念日協会」によって認定されました。このお風呂の日は「一般社団法人HOT JAPAN」が申請したもので、銭湯や温泉も含めた日本のお風呂文化を世界に発信していくことを目的としています。

山梨県甲府市にある湯村温泉

 

今記事では山梨県甲府市にある湯村温泉を紹介します。湯村温泉は甲府市の中で最古の温泉です。湯村温泉のはじまりは16世紀前半ごろ。武田信玄をはじめとした武田家の御用達風呂でもり、その頃は身分の高い者しか入浴出来なかったようです。

弘法湯の伝説

 

湯村温泉にはいくつかの温泉施設が点在していますが、その中でも最も歴史が古い「弘法湯」にはある伝説が残っています。名前に入っている弘法は真言宗を開いたことで知られる「弘法大師」のことを指します。
大同3年に弘法大師が東北巡行の帰り道、この地に立ち寄り休んでいたところ、旅人の行く手を阻む大きな岩が道の真ん中あり、それを弘法大師が呪文を唱えて杖で寄せたところ温泉が湧いたそうです。このような弘法大師の伝説は全国各地にあり、弘法湯もそのひとつです。

 

この伝説から弘法湯は「弘法杖」、「杖の湯」とも呼ばれており、弘法湯の裏手には杖の湯跡があります。
今でも湯跡から出る温泉を弘法湯が使用して、実際に湧出場所を見学可能です。また弘法湯の向かいにある「塩澤寺」は弘法大師が開山したと言われ、弘法大師の歴史を弘法湯と共にめぐることができます。

鬼も入浴した湯村温泉

 
画像提供:写真AC

この弘法伝説のほか、湯村温泉には鬼にまつわる伝説も残されています。
『裏見寒話』によれば湯村温泉は昔、「鬼の湯」と呼ばれる場所があったそうです。鬼が傷を癒しに毎夜訪れ、鬼が入浴するときは必ず雲霧がそのまわりを覆っていたのだとか。この話は伝説として江戸時代に広まり、鬼も傷を毎夜癒しに来るほどの効用があると、多くの湯治客を集めいたそうです。
山梨県甲府市に来る際には、ぜひ湯村温泉へ立ち寄ってゆっくりと旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

家庭風呂、銭湯、温泉どれが好き?

家庭風呂、銭湯、温泉と様々なバリエーションがある日本のお風呂文化。
自分の好みに合わせた温度や入浴剤が使用できる家庭風呂もいいが、ちょっとレトロな銭湯へ通うのもいいですよね。
遠くまで足を伸ばして、のんびりと温泉に浸かるのも捨てがたいです。
今日はお風呂の日。湯船につかりながらお風呂のことを考えてみるのもいいかもしれませんね。

湯村温泉郷 杖温泉 旅館 弘法湯

湯村温泉旅館協同組合

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