森や山林の“一部”をそのまま箱に納めた一品もののアイテム「yaso(ヤソ)」が、2018年10月にリリースされた。
今回の紹介アイテム yaso
製作や販売を手がけるのは、長野県茅野市でツリーケアを行う『木葉社』。代表の小池耕太郎さんは「海外には、樹木栽培や木材の生産業、公園の樹木管理などを一体的に表すアーボリカルチャーという職業や文化が存在します。でも日本の場合は、木に関わる仕事は林業、造園業が一般的です。ほかに樹木研究者や樹木医もいて、それぞれ分かれています。僕たちは、広い範囲をカバーする一体的な仕事がしたいんです」と話す。
仕事のなかで「一般の人に植物の価値や山の力を伝えたい」という思いが強まり、20年来の友人でデザイナーの石橋鉄志さんと新しいブランドを立ち上げた。石橋さんは「森や山って、小さなさまざまな植物の集積なんです」と話す。リビングや本棚などに飾り、その豊かさを愛でよう。
『木葉社』のスタッフが長野の森や山林で採集した、樹木の枝、葉、実などの標本。熱による防虫処理や自然乾燥をさせて1つずつ箱に納めている。サイカチの実、コスズメガヤ・アオカモジグサ、コムラサキ・ツルウメモドキ・ハンノキ・シダなど、さまざまな種類がある(写真右)。現在は公式オンラインショップ、茅野市のレストラン『カントリーキッチンくるみ』で販売中。●1620円~(木葉社 www.yaso.jp)
\ここがオススメ/
一点物の貴重さと美しさに触れて。
パッケージには、どの年のどの季節に採集したのか、BOXナンバーが書かれていて、一つひとつの美しさに気づかせてくれる。